YouTube広告代理店おすすめ5選│選び方や比較ポイントもご紹介
YouTube広告代理店とは、YouTubeに掲載する広告制作や広告の運用代行を行う企業のことです。動画広告のプロが制作・運用を行うため、リソース不足を解消し、効率的に広告運用ができるようになります。YouTube広告の運用を外注する予定の方であれば、「YouTube広告代理店はどうやって選べばいい?」「おすすめのYouTube広告代理店は?」といった悩みを抱えているのではないでしょうか。
本記事では、YouTube広告代理店を選ぶ際に押さえておくべき9つのポイントや、おすすめのYouTube広告代理店5選をご紹介します。どのYouTube広告代理店に依頼すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
You Tube広告代理店に依頼するメリット
YouTube広告代理店に運用を依頼するメリットは、効率的な広告運用ができることです。広告代理店は多くの業界・業種に対応してきた実績があるので、未経験者が運用を行うよりも確実に成果が出やすいでしょう。
また効果的に広告運用ができること以外にも、次のようなメリットが得られます。
- 人手不足をカバーできる
- 将来的に自社で広告を運用できるようになる
- クオリティの高い広告を運用できる
広告代理店は自社の代わりに広告を運用してくれるので、「本業が忙しく、YouTube広告に充てる時間がない」といった方にもおすすめです。
YouTube広告の代理店選びに重要な9つのポイント
自社に最適なYouTube広告運用の代理店を選ぶためには、以下の9つのポイントを押さえておきましょう。
- YouTube広告の運用実績の有無
- Google広告公式Partnerバッジの取得方法
- 公式HPのYouTube広告の記事コンテンツの有無
- 該当の業界・商材の運用実績の有無
- 運用担当者のスキル・対応能力・抱えているアカウント数
- 運用状況・速報値の有無
- 最低出稿金額の有無・手数料の費用感
- 動画クリエイティブ制作の有無
- 他の広告媒体との組み合わせ配信の有無
それぞれ、詳しく解説していきます。
1.YouTube広告の運用実績の有無
広告代理店の中には、YouTube広告の運用経験が少ない企業もあるため、事前に運用実績を確認しましょう。ホームページにある実績例を確認するか、SNSやネットでYouTube広告に関するコンテンツを配信しているか確認することで、代理店の実績を把握できます。
また、ホームページの実績を見る際は、過去に取引した企業の業界や業種を確認することも大切です。
同じ業界や業種の企業を支援した実績があれば、自社業界に関する知識があると確認できるだけでなく、自社のターゲットとする属性に好まれるコンテンツを作成してもらえる可能性が高まります。
2.Google広告公式Partnerバッジの取得有無
Google広告公式Partnerバッジとは、Google広告の専門知識やスキルを持っていることを証明できるバッジです。バッチのある代理店は高いサポートスキルを備えていると考えられるので、より効果的な動画を作成・運用をしてもらえるでしょう。
Google Partnerのステータスを得られるのは、クライアントのキャンペーンを管理して最大限の成果を上げ、クライアントの成長を促していると認められたパートナー様です。
https://support.google.com/google-ads/answer/9702452?hl=ja&ref_topic=9028881&sjid=11669643744776642692-AP
広告代理店はメールやレジュメ、クライアント向けのプレゼン資料などにPartnerバッジを記載できます。依頼予定の代理店がバッジを取得しているか知りたい方は、その企業が発行する資料を確認してみましょう。
3.公式HPのYouTube広告の記事コンテンツの有無
広告代理店のホームページを確認する際は、業界や業種だけでなく、YouTube広告に関する記事コンテンツも確認しなければなりません。これは、記事コンテンツがYouTubeに関する知識や経験などを測れる手段のひとつであるためです。
例えば下記の代理店では、YouTube広告の仕組みや運用ポイントなどのコンテンツを100記事以上公開しています。
【動画マーケがおすすめ】優れたターゲティングでYouTube広告の実績豊富!
またコンテンツの公開有無を確認するだけでなく、以下の3つのポイントもあわせて調べてみましょう。
- コンテンツの更新頻度
- YouTube広告に特化したカテゴリーがあるかどうか
- 内容の専門性の高さ
YouTube広告だけでなく、Web広告は頻繁に情報がアップデートされます。数年前までは成果に繋がっていた手法でも、今では使えなくなったといったケースも少なくありません。そのため、コンテンツの更新頻度は必ずチェックしておきましょう。更新頻度が遅かったり、そもそも更新されていなかったりすると、トレンドの情報に追いついていない可能性があるからです。
広告代理店の中には、Google広告やYahoo!広告などを一つのカテゴリーに分類している企業もあります。配信しているコンテンツの数は豊富だからとはいえ、YouTube広告に関する記事はほとんどない可能性もあるため、念入りに確認しましょう。
4.該当の業界・商材の運用実績の有無
YouTube広告は業界・業種によって適切な運用方法が異なります。例えば、医療系や薬品系など薬機法・景表法に関わるジャンルは表現の仕方が法的に定められているため、専門的な知識が必要です。広告代理店の実績を見る際は、次の3点もあわせて確認しておきましょう。
- 該当する業界の運用年数
- 商材に関する専門知識
- 具体的な施策
広告代理店がどのように成果を上げてきたのかを確認することも大切です。具体的な数字や成功事例があるかどうかをチェックすることで、広告代理店のパフォーマンスを評価できます。
また、自社の業界の広告運用実績が豊富な広告代理店は、マーケットの特性やトレンドに精通していると考えられます。より適切な広告戦略やターゲット設定を行ってくれる可能性が高まり、成果に繋がりやすくなるでしょう。
5.運用担当者のスキル・対応能力・抱えているアカウント数
広告代理店に依頼する際は、運用担当者との相性も確認しておくことが大切です。確認すべきポイントを下記の表にまとめているので参考にしてみてください。
【確認すべきポイント】
担当者のスキル | これまで対応した広告媒体、YouTube広告の運用歴など |
対応能力 | コミュニケーション能力、返信にかかる時間、対応の丁寧さなど |
アカウント数 | 一人で複数の企業を抱えていないか(目安は3社以下) |
YouTube広告に特化している広告代理店であっても、担当者によって広告のクオリティが左右されます。これまでに対応した広告媒体やYouTube広告の運用歴などを参考に、自社に最適な担当者を選びましょう。
またYouTube広告だけでなく、Google広告やYahoo!広告など、ほかのWeb広告も運用した経験があれば、幅広い提案でより成果に繋がる可能性が高まります。
6.運用状況・速報値の有無
広告代理店によっては、ノウハウの流出を防ぐためにアカウントの運用状況を公開しない企業もあります。運用をすべて丸投げできるのはメリットと言えますが、「YouTube広告の運用状況が不透明」「インハウス化に繋げにくい」などのデメリットもあるため、運用状況を共有してくれる代理店を選ぶのがいいでしょう。
【広告代理店の確認すべきポイント】
- YouTube広告の運用状況を共有してくれるか
- リアルタイムで成果や効果を提供してくれるか
- レポート報告をしてもらえるか
広告を配信して終わりではなく、配信した結果に応じた施策などを提案してくれる広告代理店を選ぶことが重要です。
7.最低出稿金額の有無・手数料の費用感
広告代理店の運用手数料は広告費用の20%が相場です。しかし、なかには最低出稿金額を設定している代理店もあり、最低50万円以上の広告出稿が必要になる場合もあります。
そのため、自社の予算や依頼したいサービス内容などを総合的に判断してから、最適な広告代理店を選ぶようにしましょう。月額の予算とサービス内容の目安を下記の表にまとめているので、参考にしてください。
費用相場 | サービス内容 |
---|---|
10万円 | ・各種設定 ・運用管理 ・レポート作成 |
20万円~40万円 | ・各種設定 ・運用管理 ・レポート作成 ・動画作成(短い動画、簡易的な動画) |
50万円~ | ・各種設定 ・運用管理 ・レポート作成 ・動画作成全般 |
広告の運用実績によっては予算額が変更することもあるため、見積もりが高いと感じたら、別の広告代理店を探しましょう。
8.動画クリエイティブ制作の有無
YouTube広告を効果的に配信するには、ターゲットユーザーの興味を引くコンテンツを制作しなければなりません。専門的なスキルや知識がなければ作成に時間がかかってしまうため、動画クリエイティブの制作も行ってくれる代理店に依頼しましょう。
動画クリエイティブの制作にも対応している代理店に依頼することで、次のようなメリットも得られます。
- プロのシナリオライターが自社に最適なコンテンツを企画してくれる
- ユーザーを離脱させない動画構成を立案してくれる
自社で動画を制作するリソースがない場合は、動画クリエイティブの制作にも対応している広告代理店に依頼することをおすすめします。
YouTube広告の動画制作のコツや入稿規定については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【完全網羅】YouTube広告の動画制作のコツとは?入稿規定や注意点も
9.他の広告媒体との組み合わせ配信の有無
YouTube広告は他のWeb広告やSNSと組み合わせることで、より効果的に広告配信を行えます。広告代理店に依頼する際は、下記の広告媒体と組み合わせた配信ができるかどうかも確認しておきましょう。
広告の種類 | 特長 |
---|---|
Google広告 | YouTube広告はGoogle広告のアカウントで運用するため、管理しやすくなる |
Yahoo!広告 | 検索連動型広告やディスプレイ広告など、さまざまな広告フォーマットを提供 |
Facebook広告 | 世界シェア率No.1のアプリを使った広告※1 |
X(Twitter)広告 | リアルタイムの情報共有と相互作用が特長的な広告媒体 |
LINE広告 | ・国内シェア率No.1のアプリを使った広告※2 ・タイムライン広告や公式アカウントのメッセージ広告を利用できる |
TikTok広告 | ・短い動画コンテンツを中心にしたアプリ広告 ・ユーザーは若者が多い傾向がある※3 |
※1:DIGITAL 2023: GLOBAL OVERVIEW REPORT
※2、※3:statista
上記で紹介した媒体は、それぞれプラットフォームが異なります。FacebookやX(Twitter)などのアプリを使うことで、YouTube広告だけでは届かないユーザー層にもリーチできるようになるでしょう。
YouTube広告のおすすめ代理店5選
おすすめしたいYouTube広告代理店5選を、それぞれの特徴とあわせてご紹介します。
1.AdMarket(運営元:株式会社ジェー・ピー・シー)
出典:AdMarket
AdMarketは、株式会社ジェー・ピー・シーが運営するYouTube運用特化型サービスで、Google Partnerの認定を受けています。
商品やサービスのターゲットを絞り込み、「運用のプロ」がターゲット層を分析してくれるのが特徴。さまざまなターゲティング技術を駆使した広告配信を行ってくれるため、優れたコストパフォーマンスで運用結果を出すことができるでしょう。
株式会社ジェー・ピー・シーは最新鋭の映像スタジオを構えており、60名のクリエイティブスタッフでクオリティの高い動画を制作してくれます。CG制作やCMソングの制作も可能なため、YouTube広告で結果を得られる動画クリエイティブを作成してもらえるでしょう。
撮影スタジオや映像、編集の専門部署がある制作会社が運用しているため、ワンストップでYouTube動画広告の撮影から制作、運用までを任せることができる、イチオシのサービスです。
広告運用サービス | YouTube広告の代理店・運用代行のAdMarket |
運営会社 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
映像制作サービス | 動画制作・映像制作JPC |
所在地 | 【京都本社】 〒600-8062 京都府京都市下京区恵美須屋町193 【東京オフィス】 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-1-5 マストライフ神田錦町3F |
電話番号 | 【東京】03-6206-6466 【関西】075-365-0571 |
運用代行手数料 | 広告費の20% |
最低出稿金額 | 10万円~ |
契約期間 | 1か月~ |
2.株式会社Union
出典:株式会社Union
株式会社Unionは、GoogleとYahoo!から実績と専門知識を認められた代理店です。動画の制作から広告運用までを一貫して任せられるセットプランがあるため、初めての広告出稿でも安心して任せられます。
さまざまな業種の動画制作が可能で、修正に何度でも対応してもらえるのも嬉しいポイント。薬事法管理者が在籍しているため、薬機法に抵触しない表現を指導してもらえます。
また、YouTubeだけでなく、TikTokやInstagramなどの幅広い媒体での広告運用にも対応してもらえます。
広告運用サービス | Web広告運用代行 |
運営会社 | 株式会社Union |
動画制作サービス | 広告動画制作 |
所在地 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-27-15 FLAG1G |
電話番号 | 0120-679-026 |
運用代行手数料 | 広告費の20% |
最低出稿金額 | 33万円~ |
3.株式会社PLAN-B
出典:株式会社PLAN-B
株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ(以下PLAN-B)は、SEO事業やインターネット広告事業などに強みを持つPLAN-Bと、総合広告会社としてのノウハウや実績を持つADKグループによって設立された会社です。
PLAN-BのWeb広告運用代行サービスは、さまざまな広告媒体の運用代行に対応しており、国内代理店の3%のみが認定されるGoogle Premierパートナー、LINEヤフー広告Selectパートナー、Criteo Certified Agency Bronzeなどに選ばれるなど、高い運用力を誇っています。
特定の媒体に限らない課題や目的に応じた幅広いプランニングで、事業成長を目的とした広告運用を行ってくれます。
広告運用サービス | Web広告運用代行 |
運営会社 | 株式会社PLAN-B |
所在地 | 【大阪本社】 〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1-28-3 四ツ橋グランスクエア6階 【東京本社】 〒141-0022 東京都品川区東五反田2-5-9 CIRCLES with 島津山3階 |
電話番号 | 【大阪】06-6578-5558 【東京】03-3446-7577 |
運用代行手数料 | 運用額の20% |
最低出稿金額 | 50万円~ |
契約期間 | 6ヶ月~ |
4.株式会社pamxy
出典:株式会社pamxy
株式会社pamxyは、自社チャンネルで培った企画・構成のノウハウを活用し、企画からクリエイティブ、運用までを一貫して行ってくれます。
現役YouTuberから民放TV局員までプロのクリエイターが在籍しているため、クオリティの高い動画を制作してもらえるでしょう。
広告運用サービス | YouTube支援サービス |
運営会社 | 株式会社pamxy |
所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-20 新宿オミビル6F |
電話番号 | なし (ホームページからの問い合わせのみ) |
費用 | 要問合せ |
5.株式会社ユニアド
出典:株式会社ユニアド
株式会社ユニアドは、広告配信の目的や課題点を細かくヒアリングしたうえで戦略を立ててくれるため、成果を得られる広告運用が期待できるでしょう。また、最低契約期間なしで依頼できるのも嬉しいポイントです。
広告運用サービス | YouTube広告運用代行 |
運営会社 | 株式会社ユニアド |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂7-2-3 赤坂ジートルンクビル 2F |
電話番号 | 03-6721-0877 |
運用費 | 月額広告費の20% |
初期費用 | 5万円 |
まとめ
YouTube広告代理店を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 該当の業界・商材に関する運用実績、スキルがあるか
- 広告費用は自社の予算に合っているか
- 担当者との相性は良さそうか
- 動画クリエイティブの制作も行ってくれるか
- 他の広告媒体と組み合わせて、広告の効果を高められるか
YouTube広告で成果を得るためにも、自社に最適な広告代理店を選ぶことが大切です。
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