【完全網羅】YouTube広告の動画制作のコツとは?入稿規定や注意点も
YouTube広告を出稿する際に必ず必要になる動画制作。数々の企業がYouTube動画広告に参入している近年、YouTube広告を出したいけれど「どんな動画を制作すべきか分からない」「認知拡大のための動画制作のコツを知りたい」「動画制作の注意点を知りたい」「動画を改善したい」というお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
YouTube広告を成功させるためには効果的な動画の制作が必要不可欠です。各配信メニュー(フォーマット)の入稿規定を満たしていることはもちろんですが、動画広告の目的やフォーマットに最適な動画の仕様になっていることも大変重要です。
本記事では、YouTube広告の動画制作を始める際に知っておくべき入稿規定から、各配信メニュー(フォーマット)別・目的別の最適な動画制作のポイントなどを解説していきます。
この記事を読むことで効果的な動画を制作し、YouTube広告を成功させるコツを知ることができます。自社で動画を制作される場合はもちろんですが、外部の制作会社に依頼される場合もぜひ本記事を参考にし、YouTube広告で成果を出していきましょう。
目次
YouTube広告の全配信メニュー(フォーマット)共通の入稿規定
出典:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告 ヘルプ
YouTube広告には「入稿規定」というものが存在します。この入稿規定を満たしている動画でなければ広告として配信することができません。
広告の種類より入稿規定は異なるため注意が必要ですが、まずは全配信メニュー(フォーマット)に共通の入稿規定をご紹介します。
フォーマット・形式
YouTube広告を配信する際には、動画をYouTube にアップロードし、公開または限定公開に設定します。そのため、動画はYouTubeにアップロードが可能な形式になっている必要があります。
YouTubeでサポートされているファイル形式は下記の通りです。
- .MOV
- .MPEG-1
- .MPEG-2
- .MPEG4
- .MP4
- .MPG
- .AVI
- .WMV
- .MPEGPS
- .FLV
- 3GPP
- WebM
- DNxHR
- ProRes
- CineForm
- HEVC(h265)
アスペクト比と解像度
YouTubeの標準アスペクト比は、パソコン・モバイルともに16:9です。他にも横長やスクエアの動画も使用することができます。
アスペクト比
- 【横長】16:9
- 【縦長】9:16
- 【スクエア】1:1
※パソコンのブラウザで9:16などの縦向き動画を視聴する場合や、デバイスのアスペクト比によっては、視聴環境の最適化のために余白が追加されることもあります。
推奨される解像度
- 【横長(アスペクト比16:9)】以下の解像度でアップロードすることができます。
今後他媒体にも動画をする可能性がある場合は、汎用性が高い(★)の解像度がおすすめです。
解像度 | 解像度 |
---|---|
4320p(8k): 7680×4320 | 720p(HD): 1280×720(★) |
2160p(4K): 3840×2160 | 480p(SD): 854×480 |
1440p(2k): 2560×1440 | 360p(SD): 640×360 |
1080p(HD): 1920×1080(★) | 240p(SD): 426×240 |
- 【横長以外】解像度は公式ヘルプページには記載されていません。しかし、今後他媒体にも動画をする可能性がある場合は、汎用性が高い下記の解像度がおすすめです。
アスペクト比 | 解像度 |
横長:16:9 |
1080p(フルHD): 1920×1080 |
720p(HD): 1280×720 |
|
縦長:9:16 |
1080p(フルHD): 1080×1920 |
720p(HD): 720 x1280 |
|
スクエア:1:1 |
1080 (フルHD): 1080×1080 |
― |
音声コーデック・動画コーデック
YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定は以下になります。
- 【推奨音声コーデック】AAC-LC
- 【推奨動画コーデック】H.264
参照:YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定
ファイルサイズ
アップロードできるファイルの最大サイズは、256 GB または 12 時間のいずれか小さい方です。
※YouTube広告の場合、配信メニュー(フォーマット)によってファイルサイズや動画の長さが定められている場合がありますのでご注意ください。
【配信メニュー別】入稿規定(サイズ/動画の長さ)と素材制作のコツ
YouTube広告の配信メニュー(フォーマット)により使用できる動画の入稿規定は異なります。
さらに、配信形態に適した動画・映像素材を使用することも大変重要なポイントです。適していない動画の構成となっている場合、YouTube広告の効果が発揮できず配信が無駄になってしまうこともあります。
そのため、まずはプロモーションに最適な種類を選択し、その入稿規定を把握した上で、適した動画・映像の制作を進めることが重要です。
ここでは、各配信メニュー別に入稿できる動画のサイズ、長さなどの入稿規定、そして最適な素材制作のコツを紹介します。これからYouTube広告の制作に進まれる方、現在の映像や動画を改善したい方はぜひ参考にしてみてください。
【YouTube広告の配信メニュー(フォーマット)全種類】
- スキップ可能なYouTubeインストリーム広告
- スキップ不可のYouTubeインストリーム広告
- YouTubeバンパー広告
- YouTubeディスカバリー(インフィード)広告
- 動画アクションキャンペーン
配信メニュー別の詳しい入稿規定については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【YouTube広告規定】2023年度最新!YouTube広告の要件・サイズなどの動画規定
スキップ可能なYouTubeインストリーム広告
出典:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告 ヘルプ
スキップ可能なYouTubeインストリーム広告は、広告動画が再生されて5秒経過するとユーザーは広告をスキップできるようになります。入稿する動画のサイズや長さに細かな規定はありません。ただし、5秒間は必ず見てもらえることや30秒間は無課金で広告配信できることなどの特徴を生かせる動画素材を使用することが広告効果を最大化するためのポイントとなります。
■入稿規定(サイズ/動画の長さ)
サイズ | 256 GB 以下 |
動画の長さ | 12 時間以内 |
素材制作のコツ1.最初の5秒で興味を持ってもらう
5秒後にスキップ可能となるため、もし開始数秒でスキップされてしまうと動画で訴求したかったメッセージや商品・サービスの内容を十分に伝えることができません。そのため、最初の5秒間で「この動画を見たい」と思ってもらえる動画にすることがポイントです。
例)
- スキップを防ぐためにインパクトのある映像や内容にする
- 惹きつけるフレーズをいれる
- 「この後も見たい」と思わせる違和感や驚き、問いかけなどを入れる
素材制作のコツ2.強制視聴させられる最初の5秒を有効に使う
5秒間は必ず見てもらえるため、伝えたい・見せたいメッセージ、ビジュアル、映像などは最初の5秒間に先出しすることを意識しましょう。
例)
- 企業名や商品名を最大限認知拡大するために冒頭の5秒で登場させる
- 冒頭の5秒で伝えたい内容を伝えきる
素材制作のコツ3.無課金で配信できる30秒間を有効に使う
スキップ可能なインストリーム広告の費用が発生するタイミングは、30秒以上の視聴かクリック等の動作が行われたときです。つまりスキップや操作されなかった場合、30秒間は無料で動画を視聴してもらえます。
30秒以下の動画の場合は完全視聴されたタイミングでの費用が発生してしまうため、動画の長さは30秒以上にするのがおすすめです。
スキップ不可のYouTubeインストリーム広告の素材制作
出典:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告 ヘルプ
スキップ不可のYouTubeインストリーム広告は、動画の前後または途中に再生される15秒以下の広告です。ユーザーは広告をスキップすることができず、最後まで動画広告を視聴してもらうことができます。
■入稿規定(サイズ/動画の長さ)
サイズ | 256 GB 以下 |
動画の長さ | 15秒以下 |
素材制作のコツ1.視聴時にストレスを感じない見やすい動画にする
ユーザーは動画広告をスキップできないことにストレスを感じやすい配信形態です。動画の内容に嫌悪感を持たれ、さらにスキップ出来ないとなると、ユーザーにストレスを与え、ブランドやサービスにマイナスのイメージを植え付けてしまうことになります。ユーザーにストレスを極力与えない見やすい動画にするようにしましょう。
例)
- 動画の長さやテンポ、内容、ビジュアル等がユーザーにとって見づらくないものにする
- テレビCMのようなある程度のクオリティのものにする
素材制作のコツ2.クリエイティブを作りこんで印象に残す工夫を入れる
こちらの「スキップ不可のYouTubeインストリーム広告」を選ぶ理由は、認知拡大が目的である場合がほとんどだと思われます。その目的達成のために15秒間で商材やサービスの認知を獲得するための工夫を入れ、クリエイティブを作りこむことで効果的なYouTube広告の配信が実現します。
例)
- サウンドロゴやオリジナルソングを使用し視覚だけでなく聴覚でも覚えてもらう
- インパクトのある内容にする
YouTubeバンパー広告の素材制作
出典:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告 ヘルプ
6秒間の広告で、スキップできない配信メニューです。6秒と短いため視聴者に不快感を与えにくく、多くの視聴回数を獲得できることが特徴です。
■入稿規定(サイズ/動画の長さ)
サイズ | 256 GB 以下 |
動画の長さ | 6秒以下 |
素材制作のコツ1.1つの動画に1メッセージ
6秒以下という短い尺のため、多くの情報量をいれすぎないようしましょう。基本的には1メッセージしか入らないことが多いため、動画広告の目的やターゲットを明確にし、必要最低限の情報をわかりやすく入れることがポイントです。
例)
- 伝えるポイントは商品の特徴なのか、価格なのか、ビジュアルなのか、など1つに絞ることで伝わりやすい広告にする
- もし伝えたいメッセージが複数ある場合、メッセージごとにクリエイティブを作り配信することがおすすめ
素材制作のコツ2.短い時間でインパクトを残す工夫をする
6秒以下の尺でインパクトに残すことは簡単ではありません。しかし認知獲得のためにもクリエイティブの内容を工夫し、直感的に分かりやすく記憶に残るような広告素材を使用することで効果的な広告配信が可能となります。
例)
- 印象的なビジュアルをいれたり、モーショングラフィックで動きのある動画にしたり、視覚だけでなく音やナレーションを工夫するなど、直感的に伝わりやすいものにする
- 最後に明確なメッセージや行動を促すフレーズを入れることで、この広告が何を伝えたかったのか分かりやすくまとめる
YouTubeディスカバリー(インフィード)広告の素材制作
出典:動画広告フォーマットの概要 – Google 広告 ヘルプ
YouTubeディスカバリー(インフィード)広告は、YouTubeの検索結果部分や関連動画など、ユーザーがYouTubeで動画を探しているときに表示される広告です。サムネイル画像とテキストが表示され、ユーザーがクリックして視聴を開始した場合にのみ動画が再生されることが特徴的です。
■入稿規定(サイズ/動画の長さ)
サイズ | 256 GB 以下 |
動画の長さ | 12時間以内 |
素材制作のコツ1.サムネイルが重要な要素
ユーザーは、サムネイルとテキストで構成される広告が表示され、興味を持った場合にのみ動画をクリックして再生します。つまり、サムネイルやテキストが魅力的なものになっていない場合はターゲットがクリックしないため動画を見てもらうことができません。「動画を見たい」と思ってもらえるサムネイルに仕上げるようにしましょう。
サムネイル画像制作時のポイント
サムネイルは、一目でユーザーを惹きつけ、動画の内容が分かるものであるようにしましょう。特に下記がサムネイル制作時に抑えておきたいポイントです。
- テキストの大きさ・文字量・アウトラインを適切にする
- テキストと背景の色彩バランスを見やすくする
- 内容は詰め込み過ぎず余白を生かす
- 人の顔を含めることでユーザーの目に留まる画像にする
- テキストは短く分かりやすく、数字などをいれてインパクトを出す
素材制作のコツ2.継続して見てもらい、行動に繋がる動画にする
YouTubeディスカバリー(インフィード)広告では、能動的にクリックしてくれたユーザーに動画を視聴してもらうため、すでに商品やサービスに興味を持っているユーザーにリーチできます。購入・興味関心などの確度が比較的高いユーザーと言えるため、そういったユーザーに継続してみてもらい、さらには次の行動(行動・登録・申し込みなど)に繋がる動画の内容になっているようにしましょう。
またユーザーは広告からチャンネルのトップに遷移することもできるため、チャンネル登録者やほかの動画の視聴などに繋げる工夫をすることも有効です。
動画アクションキャンペーン
出典:動画アクション キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ
コンバージョン獲得に特化した動画を配信できる広告で、複数の広告メニューの広告枠に広告が表示されるレスポンシブ形式となっています。コンバージョン獲得のために最適なクリエイティブ制作が成功のカギとなります。
■入稿規定(サイズ/動画の長さ)
サイズ | 256 GB 以下 |
動画の長さ | 10秒以上 |
素材制作のコツ.最初の数秒で興味を惹く
動画アクションキャンペーンでYouTube広告を配信すると、インフィード動画広告やインストリーム広告など複数の配信フォーマットで配信されることになります。そのため、継続してみてもらうためにも冒頭が重要な要素となります。
特に最初の5秒に伝えたい・見せたいメッセージ、ビジュアル、映像などをいれましょう。問いかけやインパクトのある内容にするのも大変有効です。
【動画マーケがおすすめ】優れたターゲティングでYouTube広告の実績豊富!
【目的別】効果的なYouTube広告の素材制作時のコツ
効果的なYouTube広告を実施するためには、広告配信の目的に適した動画となっている必要があります。
商品やサービスの宣伝、ブランドの認知度向上、視聴者のエンゲージメントの促進など、YouTube広告の目的は多岐にわたり、それぞれの目的に応じて最適な動画の構成や素材は異なります。ここでは、目的別に動画・映像制作時に工夫すべき点やコツをご紹介します。
【YouTube広告の配信の目的】
- ブランドの認知度向上・ターゲットへのリーチ
- 商品やサービスの宣伝・販促
- コンバージョンの促進
ブランド認知度の向上における素材制作時のコツ
ブランドの認知度を獲得していることは、顧客の購買プロセスにおいて大変重要です。消費者の購買プロセスとは、消費者はまず商品やサービスを認知し、その上で興味・関心→欲求→記憶→行動という流れで行動を起こすとされていることです。
認知は最初にくる行動のため、そもそも商品やサービスを認知してもらえていなければその後の行動に繋がらず商品の購入、サービスの申し込みなどに至らないということが分かります。だからこそ、広告を利用して認知度向上することは企業にとって重要なものとなっています。
認知度向上を目的とする場合の動画制作時のコツは下記の通りです。
「共感」を意識する
ブランドの認知度を得るためには、ブランドイメージが重要です。まずは商品やサービスに対してどのようなイメージを持ってもらいたいかを明確にしましょう。そして、そのメッセージを伝え、「共感」を得ることでブランドに対する意識・認知・好感などを得ることができます。
例)
- 採用促進のための企業ブランディング:主人公を就活生にして展開する
- 主婦がターゲットの商材:主婦の心をつかむような内容にする
共感を得るためのストーリー性とは
「共感」を得るためにストーリー性を持たせることも効果的です。動画にストーリー性があることでぐっと視聴者を引き込み継続してみてもらえるだけでなく、ストーリーと自身の体験を紐づけてとらえることで共感を得やすくなります。
企業や商品のブランドイメージや価値を統一させる
どのようなイメージを持ってもらいたいか明確でなければ、メッセージが伝わらず効果的な映像・動画は作れません。他社にはない価値や競合企業との差別化なども意識しブランディングしていきましょう。
またもし既にブランドイメージが存在する場合は、それと全く違うイメージの動画を制作すると受け入れにくくなることがあるため注意が必要です。ブランドイメージを統一し、記憶の定着を促すことがポイントとなります。
ターゲット層を明確にし、動画内で明示する
動画内でターゲット層を明示するようにしましょう。視聴者は、自分に当てはまると感じると興味関心を持ってくれる可能性が高くなります。そのため、ターゲット層に合ったメッセージの伝え方を意識しましょう。
登場人物やストーリーだけでなく、映像全体の雰囲気、言い回し、問いかけなどを工夫し、自分に向けたメッセージであると感じてもらうことで視聴を継続してもらいやすくなります。
ターゲット層がいくつかある場合は、それぞれ別の動画にし、YouTube広告のターゲティング設定も行った上で広告配信することで無駄なく狙うターゲットにリーチすることが可能です。
商品やサービスの宣伝・販促
YouTube広告で動画を使ったプロモーションを始めたからと言って、宣伝や販促の効果を感じることができる保証はありません。YouTube広告でプロモーションを成功させるためには、効果的に商品やサービスの良さを見せる工夫が施された動画・映像が使用されていることが重要となります。
最初の5秒で心をつかむ
どの配信フォーマットを選んだとしても、商品やサービスを知ってもらうためには動画を継続してみてもらう必要があります。動画広告でユーザーが続きを見たいと思うか思わないかは一瞬で判断されるため、冒頭の5秒間で視聴者に興味を持ってもらうことが重要です。
例)
- ターゲットに向けた語りかけ・問いかけを入れる
- 数字を使った訴求やインパクトのある音、ナレーション、ビジュアル等で印象付ける
スピード感を意識する
冒頭の動画の展開にスピード感を持たせることでユーザーに一気に視聴してもらう状態にさせることを意識するようにしましょう。
映像だけでなく音声やナレーションもテンポよく見やすいものにすると、動画を継続してみてもらうことが可能となります。これにより、商品やサービスの内容をより良く知ってもらうことができ、宣伝や販促の効果は高まるでしょう。
情報を詰め込みすぎない
商品やサービスの特長が多い場合でも、優先順位をつけたりメッセージを絞ったりすることで1つの動画に情報を詰め込みすぎないようにしましょう。
複数の訴求したい内容がある場合、訴求軸ごとに動画を制作するのがおすすめです。訴求軸によってターゲットが異なる場合は、配信時にターゲティングをしっかり行いましょう。また、A/Bテストを行うのも効果的です。
コンバージョンの促進
動画広告は認知獲得やブランディングで使われるイメージが強いですが、YouTube広告の場合はwebサイトへの誘導ができるためコンバージョンにも繋げることができる広告となっています。
とはいえ、コンバージョン獲得に繋げるためには、クリエイティブ制作が必要不可欠。下記にコンバージョン獲得目的の場合に重要になる動画制作のポイントを挙げています。
伝えたいメッセージを強調する・クリックしたいと思わせる工夫をする
映像・動画内に視聴者が製品・サービスに興味を持ってくれるような強いメッセージを入れるようにしましょう。
YouTube広告は、YouTube動画を視聴している最中に挿入されるため、クリックするということは動画の視聴を中断することになります。そのハードルは高いと言えるため、クリックしたいと思わせる強いメッセージを入れることでコンバージョンに繋がりやすい広告となります。
例)
- ユーザーのメリット
- 割引キャンペーン中
- 数量限定
- 〇〇の方限定
CTAでユーザーに行動を促す
ユーザーに取ってほしい行動を促す表示のことを、CTA(Call to Action)といいます。以下のように明確なフレーズでユーザーの行動を促し、動画広告再生中・再生後にCTAとして表示させましょう。
- 「ご予約はこちら」
- 「機能の詳細はこちら」
- 「購入はこちらから」
- 「まずはお試し」
CTAを動画広告再生中・再生後に表示させた場合の表示例は、それぞれ以下のようになります。
【動画広告再生中に表示する場合】
動画広告再生中に表示されるCTAは、動画を作成・編集する際に開始時間を設定できます。
【動画広告再生後に表示する場合】
動画広告再生後に表示されるCTAは、動画の最後の5~20秒の間に追加できます。
具体的な行動を示す表示をCTAとして入れることで、ユーザーに行動を喚起させることが可能となり、動画広告の効果をさらに発揮できるでしょう。
ABテストを行う
ABテストでは、同じ商品やサービスでも、Aパターン、Bパターンなど複数の動画を用意します。イメージや訴求軸など内容の異なる動画を複数用意して一定期間配信することで、配信データを基に優れている動画を判断する広告戦略です。
どのパターンの動画のパフォーマンスが高いか把握できれば、別の動画を作るときもやりやすくなったり、狙うべき訴求軸などの広告戦略を立てやすくなります。特にコンバージョン目的の場合は、コンバージョンを得やすい動画への最適化に役立てることができるため複数のクリエイティブで広告を配信することがおすすめです。
検証を繰り返し、動画を改善していく
前途のABテストにも関係してきますが、広告パフォーマンスを確認・検証し動画を改善していく姿勢が大変重要です。
YouTube広告では、広告配信後に様々な指標を確認することができます。例えば視聴率、クリック率、コンバージョン率などを確認し、どのような動画のパフォーマンスが高い傾向があるのかを把握することで、よりコンバージョン獲得効果の高い広告を配信することができ、費用対効果が向上します。
まとめ
本記事では、YouTube広告に必要不可欠な動画制作時に役立つ入稿規定・注意点・コツなどをご紹介しました。
入稿規定を満たした動画を制作することはもちろんですが、YouTube広告を成功させるためには適切な動画制作が欠かせません。動画広告を配信するにあたり何を目標としているのか、選択するフォーマットやメニューに最適な動画の構成・コンテンツは何か、視聴者の関心をひきつけるクリエイティブになっているか、といった視点から効果的な動画制作を目指しましょう。
YouTube広告の動画制作で重要なのは、広告の目的によってクリエイティブもポイントを押さえ制作すること。広告効果は、運用力×クリエイティブ力で決まります。そのため、YouTube広告を外注する場合は、YouTube広告の運用実績と動画制作実績を兼ね備えた広告代理店もしくは制作会社に発注するのが成功の近道です。
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