YouTube広告の運用代行を代理店に依頼する際の注意点とは？メリット・デメリットも解説！

YouTube広告とは

YouTube広告とは、動画配信サービス「YouTube」や、その他の動画配信サービス（Google動画パートナー）に配信できる動画広告です。

動画コンテンツ視聴前後や、YouTubeの検索結果ページ、トップページなどに表示されます。スキップできる長めの広告もあれば、スキップできない短めの広告もあり、次の6種類が基本フォーマットとなります。

フォーマット	広告の長さ	特徴
スキップ可能な インストリーム広告	長さの上限なし	視聴回数にのみ課金
スキップ不可の インストリーム広告	15～20秒	必ず視聴してもらえる
インフィード動画広告	長さの上限なし	ホームフィードや検索結果画面に 表示関心の高いユーザーにアプローチしやすい
バンパー広告	6秒	認知度を高めたい時に効果的
アウトストリーム広告	長さの上限なし	Google動画パートナーに表示
マストヘッド広告	長さの上限なし	予約ベースでのみ利用可能 （Googleの営業担当者を通じてのみ）

参考：動画広告フォーマットの概要｜YouTubeヘルプ

YouTubeは年齢や性別を問わず多くのユーザーが利用しているため、あらゆる層にリーチしやすいことが特徴です。ターゲティング設定もできるため、ピンポイントな配信もできます。

YouTube広告の配信フォーマットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【必見】YouTube広告の配信メニュー(フォーマット)全種類を徹底解説

YouTube広告運用を代理店に依頼するメリット

事業会社が自社のみでYouTube広告の運用を行うことは、簡単ではありません。そんなYouTube広告運用を代理店に依頼するメリットは、次の3点です。

• 社内リソースがなくても運用できる
• マーケティング的なアドバイスをもらえる
• 動画制作も任せられる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

社内リソースがなくても運用できる

YouTube広告には6種類のフォーマットがあり、それに加えて配信設定、ターゲティング設定、コンバージョン設定など必要な作業は多岐にわたります。これらの業務に対応できる人材を確保することは、簡単ではありません。既存スタッフに任せることも、大きな負担となるでしょう。

代理店に依頼すれば現状で社内リソースが足りていなくても、すぐさま広告運用を始められます。

戦略・マーケティング上の提案が受けられる

戦略・マーケティング上の提案が受けられることも、代理店に依頼するメリットです。

単に配信だけを行っても、YouTube広告で成果をあげることは難しいでしょう。効果的に配信するためには、ターゲティングやセグメンテーションなどマーケティングの知見が必要になります。

代理店の中にはマーケティングに精通している会社もありますから、広告戦略の立案から任せられます。

動画制作も任せられる

YouTube広告は動画広告ですから、配信用の動画コンテンツも作らなければなりません。しかし、動画をいきなり作ることはハードルが高いのではないでしょうか。

動画制作にも対応している代理店もありますから、撮影・編集に自信がない場合は代理店に一任するとよいでしょう。

YouTube広告運用を代理店に依頼するデメリット

YouTube広告運用を代理店に依頼するデメリットとしては、次の3点が挙げられます。

• 運用代行費用が発生する
• 自社ビジネスモデルの説明に手間がかかる
• 社内にノウハウを蓄積できない

多くの事業会社では、代理店に依頼するメリットの大きさが、デメリットを上回るはずです。YouTube広告運用を代理店に依頼する際は、これらのデメリットも考慮したうえで選定してみてください。

運用代行費用が発生する

代理店に運用代行を依頼すれば、代行費用が発生します。これは自社で運用すれば発生しない費用ですから、代理店ならではのデメリットといえるでしょう。

運用代行手数料は、広告実費の15％〜25％程度が相場です。つまり、10万円の広告を出稿する場合、1.5万円〜2.5万円の手数料が発生します。

とはいえ、広告予算にもよりますが、自社で新しく広告運用担当者を雇用するよりは、代行手数料を払った方が安い場合が多いです。

自社ビジネスモデルの説明に手間がかかる

効果的に広告配信するためには、代理店に自社のビジネスモデルを理解してもらわなければなりません。この説明に手間がかかるケースもあり、代理店に依頼する時ならではのデメリットの1つです。

自社と似た業種業態の運用実績あるかや、担当者のビジネスへの理解力をあらかじめ確認しておくと、スムーズにコミュニケーションがとれます。

社内にノウハウを蓄積できない

自社内に広告運用のノウハウを蓄積できないことも、代理店に運用代行を依頼するデメリットといえます。この先、長い期間YouTube広告を運用するのであれば、社内にナレッジを溜めたいという方もいるかもしれません。

しかし、YouTube広告をはじめとしたWeb業界は日々変化するものですし、既存スタッフが新たにYouTube広告について詳しくなることは大きな負担にもなります。社内に広告運用専門部署がない限りは、代理店に依頼した方がコストパフォーマンスがよいでしょう。

YouTube広告 運用代行の代理店選びで気を付けたい4つのポイント

YouTube広告運用の代理店を選ぶ際は、次の4つのポイントに気をつけると良いでしょう。

1. 最低出稿金額が予算に見合うか？
2. 契約期間はどれくらい？
3. 運用手数料（マージン）の料率
4. 実績を豊富に持っているか？

それぞれの具体的な内容について解説します。

1.最低出稿金額が予算に見合うか？

最低出稿金額を設定している代理店も多いです。代理店は広告実費に対して一定の割合で運用手数料を設定しているため、あまりに広告出稿金額が少なすぎるとコストが賄えません。代理店の企業規模が大きいほど、最低出稿金額も高くなる傾向にあります。最低出稿金額が自社の予算とマッチしているかは必ず確認しましょう。

YouTube広告の費用相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。
YouTube広告の費用の目安は？配信単価の相場から必要予算を計画しよう

2.契約期間はどれくらい？

最低出稿金額とともに、最低契約期間が決められている代理店も少なくありません。最低出稿金額が安かったり、運用代行手数料率が低かったりする場合、契約期間が長期に設定している可能性が高いです。

代理店との相性もありますから、あまりに長すぎる契約期間はリスクになります。可能であれば1か月単位で契約できる代理店を選ぶとよいでしょう。

3.運用手数料（マージン）の料率

YouTube広告の運用手数料（マージン）の料率は、広告実費の20%〜25%が相場です。代理店によって料率は異なりますから、あらかじめ確認しましょう。

また、運用手数料の中で、どこまで対応してもらえるのかも確認してください。たとえば広告戦略の設計、クリエイティブ制作、チューニング、レポーティング業務などは、運用手数料の中で対応してくれる代理店もあれば、オプションとなる代理店もあります。後から追加費用を請求されないよう、対応範囲が明確になっている代理店が安心です。

4.実績を豊富に持っているか？

YouTube広告運用の実績が豊富かどうかもポイントです。実績が多い代理店であれば、それだけ人材も豊富でナレッジが蓄積されていると考えられます。

自社と同じ業種・業態の実績があるかを含め、代理店ホームページで確認してみてください。

YouTube広告のおすすめ代理店5選をご紹介

最後に、YouTube広告運用に強いおすすめ代理店を5社紹介します。

• AdMarket（運営元：株式会社ジェー・ピー・シー）
• デジマール株式会社
• 株式会社アクシス
• サイバーホルン株式会社
• 株式会社グラッドキューブ　

それぞれの会社の特徴、強み、契約条件などを紹介しますので、代理店選びの参考にしてみてください。

1.AdMarket（運営元：株式会社ジェー・ピー・シー）

引用元：AdMarket YouTube運用代行サービス

AdMarketは、株式会社ジェー・ピー・シーが運営するYouTube運用特化型サービスです。動画マーケティングへの知見が深く、ターゲティング設計や広告配信設計まで対応してもらえます。

運用レポートの報告と改善計画を毎月説明してもらえるので、自社に専門知識を持つスタッフがいなくても安心して運用を任せられることが特徴です。

また、広告運用のシミュレーションは無料で、最低契約期間は1か月なので、初めてYouTube広告運用に取り組む企業にもおすすめです。動画制作も企画からナレーション・モデルのキャスティングまでワンストップで対応しており、動画制作と広告出稿を一貫して依頼できます。

広告運用サービス	AdMarket YouTube広告運用代行サービス
運営会社	株式会社ジェー・ピー・シー
映像制作サービス	映像制作サービス
所在地	【東京オフィス】 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-1-5 マストライフ神田錦町3F 【京都本社】 〒600-8062 京都府京都市下京区恵美須屋町193
電話番号	【東京】03-6206-6466  【関西】075-365-0571
運用代行手数料	広告費の20%
最低出稿金額	10万円～
契約期間	1か月～
対応範囲	ターゲティング設計 広告配信設計 専任アドバイザーの設置 レポートと改善計画の詳細説明

2.デジマール株式会社

引用元：デジマール株式会社

デジマール株式会社は、東京と沖縄に拠点を構える代理店です。

最低出稿金額、最低契約期間が設定されていないため、スモールスタートしたい方にはオススメです。（ただし、運用手数料は広告実費の20%、最低運用代行手数料は50,000円/月のため、25万円以上は出稿した方がよいともいえます。）

複数の広告媒体を同じチームで管理してもらえるため、YouTube以外の媒体にも広告を出稿したい場合でも安心です。

広告運用サービス	https://digimarl.com/service/digital-ad/youtube/
運営会社	デジマール株式会社
所在地	【東京本社】 〒141-003 東京都品川区西五反田3ｰ16ｰ12 【沖縄支店】 〒901-0152 沖縄県那覇市小禄1831-1 沖縄産業支援センター5F
電話番号	【東京】03-6910-4770 【沖縄】098-851-7883
運用代行手数料	広告費の20%（最小金額5万円/月）
最低出稿金額	なし
契約期間	なし（推奨3か月以上）
対応範囲	YouTube広告の掲載に必要な内容は網羅的に対応

3.株式会社アクシス

引用元：株式会社アクシス

株式会社アクシスは、岐阜県と東京都に拠点を構える代理店です。

運用担当者が担当者が運用開始前から改善提案まで一貫してサポートしてくれるため、コミュニケーションが取りやすいといえます。同じ担当者と長く付き合いたい方にはオススメです。

運用代行手数料は月の最小金額が10万円で、初期費用としてアカウント構築費用20万円がかかります。また、最低契約期間は6ヶ月となっています。

広告運用サービス	https://www.axis-corp.com/service/youtube-ad
運営会社	株式会社アクシス
所在地	【岐阜 ヘッドオフィス】 〒500-8847 岐阜県岐阜市金宝町1-3 第一生命ビル 2F 【岐阜 第2オフィス】 〒501-6003 岐阜県羽島郡岐南町平島4丁目132番地 【東京 営業オフィス】 〒150-8319 東京都渋谷区渋谷2丁目24番1号 渋谷スクランブル・スクエア39階
電話番号	ホームページからお問い合わせ
運用代行手数料	広告費の20%（最小金額10万円/月）
最低出稿金額	なし
契約期間	6ヶ月～
対応範囲	ヒアリング 調査・分析 広告戦略立案 配信・効果検証 改善・レポーティング業務

4.サイバーホルン株式会社

引用元：サイバーホルン株式会社

サイバーホルン株式会社は東京都に拠点を構える代理店です。少額から依頼できることが特徴で、月額1,000円での依頼も可能。契約期間の縛りもないため、試しにYouTube広告運用を始めたい企業にはオススメです。

動画制作から運用まで一貫して対応してもらえるため、YouTube広告に対する知識が全くない場合でも安心して任せられます。

広告運用サービス	https://cyberhorn.co.jp/service/youtube.html
運営会社	サイバーホルン株式会社
映像制作サービス	https://cyberhorn.co.jp/service/production-video.html
所在地	〒162-0821 東京都新宿区津久戸町4-7 OSビル9F
電話番号	03-6457-5890
運用代行手数料	100万円以内：広告費の20% 100万円～200万円：20万円固定 200万円以上：広告費の10%（最小金額1万円/月）
最低出稿金額	なし
契約期間	なし
対応範囲	配信戦略 アカウント構築 タグの設置 配信 リアルタイムレポート

5.株式会社グラッドキューブ

引用元：株式会社グラッドキューブ

株式会社グラッドキューブは、大阪に拠点を構える代理店です。YouTube広告運用だけではなく、さまざまな媒体の広告運用に対応しています。

広告費50万円以上の場合は初期費用がかからないので、広告予算によっては選択肢になるでしょう。

広告運用サービス	https://www.glad-cube.com/service/youtube.html
運営会社	株式会社グラッドキューブ
所在地	【大阪本社】 〒541-0048大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7  新瓦町ビル 8F 【東京支社】 〒107-0062 東京都港区南青山1-15-18  リーラ乃木坂ビル 4F 【名古屋支社】 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-20-20 名駅錦ビル 6F 【福岡支社】 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前3-7-25 博多ハイテックビル505
電話番号	【大阪本社】06-6105-0315
運用代行手数料	広告費の20%
最低出稿金額	50万円～
契約期間	1か月～
対応範囲	YouTube広告運用ウェブマーケティング全般の改善提案

まとめ

YouTube広告は活用場面が多く、設定するべき内容も多岐にわたります。動画クリエイティブも制作しなければならないため、事業会社が自社内だけで完結させることは難しいでしょう。

自社の要望に応えてくれる代理店に依頼すれば、リソース不足の場合でもYouTube広告を始められます。新たに広告担当者を雇用するよりは少額の代行手数料で依頼できるため、人手不足の企業にもオススメです。

ただし、依頼する代理店は、実績が豊富な会社を選びましょう。また、動画制作・マーケティングの双方に精通している会社がオススメです。

動画マーケでは、マーケティング戦略に精通しており、下記のYouTube専門の広告運用サービスのある広告代理店をおすすめしています。企画から制作、運用まで一貫して任せられる下記の広告代理店には無料でシュミレーション依頼ができるため、まずはお気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。