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企業の独自性をアピールしやすいインタビュー動画や対談動画は、マーケティングやブランディング、人材採用など、さまざまな目的で活用することができます。出演者の音声をきれいに収音しなければならないインタビュー・対談動画の撮影を成功させるためには、スタジオ選びが重要なファクターに。
本記事では、インタビュー・対談動画を収録するスタジオの種類や選び方、撮影時の注意点について詳しく解説していきます。インタビュー・対談動画の収録を成功させるためのノウハウについても併せてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インタビュー・対談動画を収録するスタジオの選び方
配信や収録を行う際は、コンテンツの内容に適したスタジオを選ぶことが重要です。では、インタビュー動画や対談動画の収録をする場合は、どのような点に注目すべきなのでしょうか。
静音環境の整った同録可能なスタジオ
同録とは同時録音の略称で、映像と音声を同時に収録することを指します。同録の場合、雑音が入ってしまうと音声だけでなく映像ごと撮り直す必要があるため、音声をきれいに収音できる、雑音の入らない静音環境で収録を行わなければなりません。音声をきれいに収音できる静音環境を作るためには、吸音マットや防音壁などの施工が必要不可欠です。
- 吸音マット:音を吸収し、音の反射を軽減させるマットのこと
- 防音壁:防音材を用いた音を遮断する壁のこと
音が反響する環境下では音声にエコーやリバーブがかかってしまうため、音の反射を軽減させる吸音マットが必須。また、防音壁を施工することで外からの音を遮断するだけでなく、中の音を漏れにくくすることも可能となり、静音環境を作り出すことができるのです。
インタビューや対談においては、撮影が始まらなければ採用すべき重要なシーンがどこになるのかがわからないため、長回しをして後から編集するパターンがほとんど。リテイクもきかないため、途中で雑音が入った場合も撮影を中止することはできません。
こういった理由から、長時間のインタビューや対談の収録は、静音環境の整った同録可能なスタジオで行うのが望ましいです。
白ホリ撮影が可能なスタジオ
白ホリとは、白いホリゾントスタジオ(真っ白な背景のスタジオ)のこと。一般的には外光を遮断し、床と壁面のつなぎ目が緩やかな曲線でつながっているスタジオのことをホリゾントスタジオと呼び、その壁面は白く塗られていることがほとんどです。
インタビューや対談の場合、真っ白な背景にテーブルやチェア、小物などを置くだけで、対談用の簡易セットをすぐに作れます。
また、白は光を反射しやすいため、ライティングなどによって被写体の表情を際立たせることができるというメリットもあり、インタビューや対談の撮影に向いているといえるでしょう。
音と背景のどちらを優先させるかを考える
同録環境の整っていないスタジオでの撮影は、外部音や環境音によって撮影が中断してしまうリスクがあります。しかし、リテイクがきかないインタビューや対談の撮影においては、外部音や環境音による撮影の中断は避けたいところ。
白ホリスタジオのほとんどはスチール撮影・静止画撮影のためのスタジオとなっており、同録環境はまったくといっていいほど整っていません。動画撮影が可能な白ホリスタジオであっても、同録に必要な吸音・遮音の施工を行っていないところがほとんどです。
環境音を活かしたいのであれば、オフィススタジオや同録環境が整っていない場所での撮影でも問題はありませんが、同録可能な静音環境下で収録を行いたい場合は、企画内容や演出などを考慮し、音と背景のどちらを優先させるのかを考えなければなりません。
とはいえ音と背景、どちらの環境も整ったスタジオで撮影したいですよね。同録可能な白ホリスタジオは都内でも数か所しかありません。
その中でも動画マーケでは、白ホリ×同録環境の整った撮影スタジオとして、設備と実績に優れた下記のスタジオをおすすめしています。
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同録可能なスタジオの種類
インタビューや対談の収録に適している同録可能なスタジオですが、その中にもいくつかの種類があります。同録可能なスタジオにはどのような種類があるのか、詳しく見ていきましょう。
小型スタジオ
インタビューをされる人(インタビュイー)が1名の場合や2名で対談する場合は、小型スタジオでの撮影がおすすめです。これは、スタジオが広すぎると防音環境が十分に整えられず、音が拡散してしまう可能性があるため。音声を最もきれいに収音できるのは、必要最低限のスペースを活用した小型スタジオなのです。
しかしスペースが限られている小型スタジオの場合、出演者の引きのカットが撮れなかったり、撮影可能な画角が制限されてしまうなど、映像面で問題が生じやすいというデメリットも。
撮影する人数が少ない場合は音と映像のどちらを優先すべきかを考え、音を優先するのであれば小型スタジオ、映像を優先するのであれば撮りたい画角に見合った広さのスタジオを選ぶようにしましょう。
ハウススタジオ
ハウススタジオとは、戸建てやマンションの一室を撮影専用のレイアウトに改造したスタジオのこと。インタビューや対談の撮影においては、以下のようなケースで利用されることが多いです。
- 海が見えるリビングで対談したい
- ウッドデッキがあるテラスで森を背景にインタビューしたい
- 豪華なインテリアの揃った特別室で対談がしたい
インタビューや対談の内容、演出により、シーンや出演者に合ったハウススタジオが選ばれます。
しかし、どれほど景観がよくても、吸音マットや防音壁が施工されていない、同録環境に不向きなハウススタジオも存在しているため注意しましょう。また、ハウススタジオは住宅街にあることが多いため、雑音が入ってきやすい環境かどうかなど、周辺環境は事前に調査しておく必要があります。
大型スタジオ
カメラが複数台必要となる人数での対談や、大規模な照明が必要な演出を行う場合などは、大型スタジオでの収録が適しています。
大型スタジオであれば、出演者の人数やカメラの台数、演出に制限がなくなるため、出演者がカメラを意識せずに対談に集中できる環境をつくることができます。
しかし、同録可能な大型スタジオの数は少なく、都内でも限られた数しか存在しません。同録可能な大型スタジオをお探しの場合は、下記のスタジオをおすすめします。
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同録可能なスタジオで撮影する際の注意点
配信や収録を行う際は、スタジオの電源回りや搬入導線、小物の揃い具合、控室の有無などのさまざまなポイントを確認する必要がありますが、インタビューや対談の収録においては、音の問題が最も重要になります。
では、音に関するどのようなことに注意すべきなのか、詳しく見ていきましょう。
近隣環境には要注意
インタビューや対談を収録する際は、スタジオ周辺の交通量や環境に十分注意する必要があります。
たとえば、病院が近い場合は救急車の音、国道が近い場合は車やバイクのエンジン音などがいつ入ってしまうかわかりません。警察署や消防署、学校や歓楽街の近くなども騒音が入りやすいため、同録環境としては不向きだといえるでしょう。
特に、ハウススタジオは住宅街にあることが多いため、周辺に騒音が発生しそうな施設がないかどうかを事前に調査しておくことが大切です。
こういった面から考えると、地下のスタジオは近隣の音が入りにくいためおすすめです。
ただし、楽器の演奏をしているスタジオとバッティングしていないかなどは、必ず確認しておくようにしましょう。
同録時間帯での音声干渉
インタビューや対談で使用されるワイヤレスピンマイクにはA帯とB帯の2種類があり、それぞれ周波数の帯域が異なります。
A帯のワイヤレスマイクは、特定ラジオマイク運用調整機構(特ラ機構)に周波数帯の使用申請を必ず行う必要があります。この申請を行うことで周波数帯を専有できるため、音声干渉が起こるリスクがありません。
一方B帯のワイヤレスマイクは、申請を行わずに使用することができます。ただし、近しいエリアで使用すると混信し、ノイズの発生や他の場所のマイクの音声が聞こえてしまうなど、音声干渉が起こるリスクが。
そのため、同録環境の整ったスタジオであっても、隣のスタジオで配信や収録が行われている場合は注意が必要です。
B帯のワイヤレスマイクで配信や収録を行う場合は、音声スタッフに周波数の割り当てを依頼しましょう。
隣のスタジオであってもB帯のマイクを使用する時間が重ならなければ問題ないため、音声スタッフ同士で話し合うことで音声干渉を防げます。
インタビュー・対談の収録を成功させるための4つのノウハウ
ここまでお話しした内容を踏まえれば、インタビューや対談の収録に最適なスタジオを見つけられるかと思います。
ここからは、インタビューや対談の収録を成功させるために知っておきたいノウハウをご紹介します。
1.カメラ台数に余裕を持つ
配信や収録を行う際に必要なカメラの台数は、基本的には出演者の人数によって決まります。
たとえば、2名の対談であれば全体を映す引きのカメラが1台、人物に寄るカメラが1名につき1台必要になるため、計3台のカメラが必要に。対談する人数がそれ以上の数になると、単独で狙うショットの数だけ必要なカメラ台数が増えます。
しかし、インタビューや対談においては、出演者がカメラを意識せずに対談に集中できる環境をつくることで、出演者の素の部分や本音を聞き出せるように。
また、いつどの画角で出演者が重要な発言をするのかがわからないため、編集で必要なシーンを取り出せるよう、保険として余裕を持った台数のカメラを長時間、さまざまな角度から回すことが望ましいです。
カメラの台数に余裕がある環境で撮影できれば、映像のクオリティアップにつながります。
余裕を持った台数のカメラを設置するためにはどれくらいの広さが必要になるのかなど、撮影スタッフをロケハンに同行させて事前に調べておくようにしましょう。
2.返しモニターを活用する
番組をスムーズに進行するためには、出演者が番組の内容に専念できる環境を整えなければなりません。そこで重要になるのが、返しモニター(カンペモニター)です。
返しモニターとは、カメラの下や横に設置される、今配信されている映像を演者向けに出力するモニターのこと。返しモニターにより、演者は今何がアクティブになっているのか、どのカメラにスイッチングが切り替わっているのかなどがわかるため、番組の内容に専念することができます。
また、カンペモニターは映像の出力だけでなく、原稿やキーワードなどの文字情報、結果発表のデータなども映すことができます。
出演者が手持ちのバインダーなどに台本を挟んで読むと、カメラ目線が外れてしまうため視聴者にメッセージが届きにくくなりますが、モニターに台本の情報を映し出すことで、カメラ目線に集中できるようになります。
返しモニターに画や文字情報を映し出すことで、出演者はまっすぐにカメラの方を向くだけで画と文字を同時に理解することが可能となり、カメラ目線のままでスムーズな進行ができるようになります。
3.計時回線でペースメイキングをする
計時回線とは、タイマーのような役割を果たすもの。3色のランプとデジタル時計の表示で、カウントアップやカウントダウンを行います。
計時回線によって、出演者は会話をあと何分程度でまとめるべきなのか、プレゼンの残り時間がどれくらいなのかを把握することが可能となり、ペースメイキングができるように。これにより、スムーズな番組進行が実現します。
出演者がすぐに時間を把握できるよう、計時回線は返しモニターやカメラの真横など、出演者の目が届きやすい位置に置くようにしましょう。
4.司会者やMCはプロに依頼する
コストを削減するために、インタビュアーや対談のファシリテーターを自社の広報担当者などが担当することもあるかと思います。しかし、どんなに話慣れていたとしても、司会者やMCには以下のようなスキルが必要となるため、番組をスムーズに進行するのは簡単なことではありません。
【司会者やMCに求められるスキル】
- その場の雰囲気を読み取る力
- 正しいイントネーション
- 言葉の選び方
- バランスのいい会話の振り方
- 正確なタイムキーピング力
- トラブル回避能力
プロの司会者やMCの手配には費用がかかりますが、練習に割く時間や労力、映像のクオリティ面を考えると、スキルを有したプロに依頼することをおすすめします。
【動画マーケがおすすめ】安心して任せられるナレーター・MCを厳選!
まとめ
インタビュー動画や対談動画を収録するスタジオの種類や選び方、撮影時の注意点についてお話してきましたがいかがでしたか。
スタジオを選ぶ際は、撮影前にスタジオ近隣の環境やマイクの使用状況などを事前に確認し、出演者の人数やカメラの台数、演出などによって適切なスタジオを選ぶようにしましょう。また、人物の音声が重要となるインタビュー・対談動画は、静音環境の整った同録可能な白ホリスタジオで撮影することが望ましいです。しかし、同録可能な白ホリスタジオは数が少なく、都内にも数か所しかありません。
東京都内でおすすめの白ホリスタジオ、大阪・京都でおすすめの白ホリスタジオは、それぞれ下記の記事でゴア紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
東京都内で白ホリ・白ホリゾントのあるおすすめ撮影スタジオ5選
大阪・京都で白ホリ・白ホリゾントのあるおすすめ撮影スタジオ5選
動画マーケでは、下記の同録可能な白ホリスタジオをおすすめしています。地下にあり、吸音マットが天井までしっかりと施工されているため、インタビューや対談の撮影を静音環境下で行うことができます。
撮影から制作までをワンストップで任せることができ、スタジオとは別に機材やスタッフを手配する必要もありません。ぜひ一度、相談してみてください。
【動画マーケがおすすめ】全面白ホリ×クロマキー完備の防音スタジオ
インタビュー・対談の撮影から制作までのすべてをワンストップ
同録可能な白ホリスタジオならワンストップ・スタジオ東京
- 高岸 亮介
- 高性能のカメラや映像処理ソフトウェアを使いこなし、映像の品質と効果を最大限に引き出すことを得意としている。
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