CM映像制作の実績豊富な東京のおすすめ動画・映像制作会社5選
情報を受け取るかどうかを選択できるチラシやパンフレットとは異なり、CMは基本的に、情報の受け取り手を選びません。そのため、一度に多くの視聴者にリーチすることが可能となり、認知獲得に大きな効果を発揮します。しかし、多くの人の目に触れるからこそ、審査が厳しいという側面も。
本記事では、CM制作の実績が豊富な東京都のおすすめ動画・映像制作会社5選をご紹介。CM制作の流れや費用から、押さえておくべき注意点、制作会社選びのコツについても詳しく解説します。CM制作を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
CMの種類
CMはどの種類の映像を採用するのか、どういった形式で出稿するのかによって、可能になる演出や得られる効果が大きく異なります。CM映像にはどのような種類があるのか、詳しく見ていきましょう。
CM映像の種類
CM映像の種類とそれぞれのメリットは、以下になります。
種類 | メリット |
---|---|
実写映像 | 実在する人や物が主体のため、 視聴者の共感を得やすい |
CGやアニメーション | 表現の幅が広く、現実世界では 描写が難しいものをわかりやすく伝えられる |
実写映像+ CG・アニメーション | 双方のよさを取り入れられる |
それぞれ得られる効果が異なるため、CM制作の目的にあったものを選びましょう。
CM出稿形式の種類
CMの出稿形式には、WebCMとテレビCMの2種類があります。それぞれの訴求対象やターゲティングの精度、再生時間などは以下になります。
WebCM(動画広告) | テレビCM | |
---|---|---|
訴求対象の広さ | リーチの幅が比較的狭い | リーチの幅が比較的広い |
ターゲティングの度合い | 過去のデータから 細かいターゲティングが可能 | 時間帯や番組の種類に応じて ある程度のターディングができるが、 自由度は低い |
再生時間の尺 | 10秒~数分 | 15~30秒 |
動画広告ともいわれるWebCMは、細かいターゲティングが可能であるものの、テレビCMよりもリーチできる範囲が狭くなります。一方でテレビCMは、ターゲティングの自由度は低いものの、リーチできる範囲が広いという特徴があります。
このように、WebCMとテレビCMにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、自社のCM制作の目的などを考慮したうえで、どちらでの出稿が適しているのかを決める必要があります。判断に迷った場合は、広告代理店や広告出稿の知識がある映像制作会社に相談するとよいでしょう。
本記事では、CMの中でもテレビCMについて詳しく解説していきます。
CM制作の費用相場
CM制作にかかる費用は、主に次の2種類に分けられます。
- CM制作費:映像を制作するための費用
- CM放映料:テレビ局に支払う費用
それぞれの特徴や費用相場について見ていきましょう。
CM制作費
CM制作費とは、企画・構成、撮影、編集、MA作業、モデルやナレーターの手配など、映像を制作するうえで必要になる費用のこと。CM制作費の費用相場は、以下になります。
- 簡単なアニメーションCM:30万~50万程度
- 実写のCM:100万円以上
しかし、CM制作費は映像の長さや内容、演出、使用する機材などによって大きく変動するため、あくまでも目安であると考えておきましょう。
CM放映料
CM放映料とは、CMを放映するためにテレビ局に支払う料金のことを指します。CM放映料の費用感は以下のとおりです。
- 民放キー局などの全国ネット:30万~120万円程度
- ローカル局・独立局:3万~15万円程度
リーチできる視聴者数が多い全国ネットのテレビ局は認知拡大に大きな効果を発揮しますが、そのぶん費用は高くなります。
CM制作の予算を立てる際は、制作費用だけでなく放映料についても考えておくようにしましょう。
CM制作における注意点
CM制作においては、Web広告やSNS広告にはない独自の注意点があります。CM制作を始める前に必ず確認しておきましょう。
CM考査がある
CMは「CM考査」を通過しなければ放映できません。CM考査とは、テレビCMを出稿する広告主の事業やサービス内容、映像の内容などがテレビの放送基準に違反していないかどうかを確認するためのもの。このCM考査には「業態考査」と「素材考査(表現考査)」の2種類があり、この両方に通過する必要があります。
それぞれの審査内容は、以下のとおりです。
種類 | 詳細 |
---|---|
業態考査 | 広告主の業種・事業内容が法令や放送基準に 抵触していないかどうかを審査する |
素材考査(表現考査) | テレビCMの素材として ふさわしい内容かどうかを審査する |
CM考査にはガイドラインが存在するものの、最終的な判断は各テレビ局に委ねられます。そのため、同じCM素材であっても放映できるテレビ局もあれば、そうでないテレビ局もあります。また、審査基準は変化するため、以前放映していたCM素材が審査に落ちてしまうことも。
CM考査の手続きや事前のチェックには大きな負担がかかるため、自社で対応するには限界があります。CM制作をする際は、CM考査に精通した広告代理店、もしくはCM考査についての知識が豊富な映像制作会社に相談することをおすすめします。
CM出稿には広告代理店が必ず介在する
CMを出稿する際は原則として、広告代理店を介してテレビ局とやり取りをしなければならならず、映像制作会社だけでなく広告代理店も選定する必要があります。
広告代理店と一口にいっても、その種類はさまざま。CM出稿時にはCM考査以外にも、10桁コードでやり取りを行うなどの独自のルールが存在しているため、スムーズにCM出稿を行うためには、CM出稿の経験が豊富な広告代理店を選ぶことをおすすめします。
10桁CMコードなど、CM出稿の手順については、4つのステップで簡単!CM出稿に必要な10桁CMコードの申請手順&注意点をご覧ください。
とはいえ、映像制作会社と広告代理店を別で探し、それぞれとやり取りを行うのは手間や時間がかかります。動画制作からCM出稿までを一貫して行ってくれる映像制作会社に依頼すれば、CM制作から出稿までをスムーズに行えるでしょう。
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CMの制作会社選びで失敗しないための4つのコツ
動画のクリエイティブによって得られる成果に大きな差が生じるCMは、制作会社選びが非常に重要です。制作会社選びに失敗しないためには、以下の4つのコツを押さえておきましょう。
- CMの制作実績が豊富か
- 広告代理店としての実績があるか
- 映像制作の技術力
- 自社スタジオを保有しているか
それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
1.CMの制作実績が豊富か
CM考査があるCM動画制作においては、制作実績がとくに重要なポイントに。CM制作の実績が豊富な映像制作会社であれば、どういった表現が審査に落ちるのかなどを把握しているため、その点を考慮したうえで映像を制作してくれるでしょう。
また、自社や商品・サービスについての知識がまったくない視聴者にもリーチできるCMだからこそ、興味や関心を持ってもらえるようなクオリティの高い映像を制作する必要があります。
制作実績の多さやどういったCMを制作したのかなどは、映像制作会社のホームページで確認できます。制作実績の豊富さに加え、イメージに近いCMの制作実績がある制作会社を選ぶとよいでしょう。
2.広告代理店としての実績があるか
出稿の際、必ず広告代理店を経由しなければならないCMは、動画の制作だけでなく広告代理店としての実績も豊富な映像制作会社を選ぶのがおすすめです。映像制作会社と広告代理店を別で探す必要がなく、やり取りを行う窓口も一つで済むため、時間や手間を削減できます。
また、広告代理店としての実績が豊富な映像制作会社であれば、考査に通らない表現などを熟知しているため、企画の段階でCM考査を意識したアドバイスをもらえるでしょう。
3.映像制作の技術力
クオリティの高い映像を求められるCM制作においては、映像制作の技術力は非常に重要になります。映像制作に用いられる技法には、主に以下のようなものがあります。
- 3DCG
- VFX
- アニメーション
- モーショングラフィックス
- クロマキー合成
- ドローン撮影
- ロケ撮影
これらの技法を駆使することでどういった表現が可能になるのか、3DCGとVFX映像の例をご紹介します。
3DCG映像
3DCG映像とは、3Dコンピューターグラフィックスを使用して3次元の仮想空間を作り、物体をよりリアルに表現する映像のこと。人体や製品の内部構造・機構、宇宙など、撮影が困難なものでも表現できます。また、企業ロゴなどにおいて3DCGを活用することで、力強さや迫力を表現でき、視聴者の印象に残るプロモーションを行えるのも魅力です。
VFX
VFXとは「ビジュアルエフェクト」を指し、3DCGと実写の映像を組み合わせることで、現実では表現の困難な内容を映像化する技術のこと。映画の戦闘シーンやアクションシーンなどで使われることが多いですが、近年はCM制作においても活用されることが増えています。
4.自社スタジオを保有しているか
自社でスタジオを保有している映像制作会社に依頼することで、スタジオや撮影機材の手配にかかる手間を削減できます。また、撮影から編集までを一貫して任せられるため、制作の過程でイメージにズレが生じるリスクがありません。
とはいえ、高品質な映像が求められるCM制作においては、撮影のクオリティも非常に重要になります。クオリティの高い映像を撮影してもらえるかどうかは、以下の設備が整っているかどうかで判断できます。
- グリーンバックの有無
- 白ホリゾントの有無
- 同録対応の可否
- 撮影経験が豊富なスタッフが常駐しているか
グリーンバックとは、クロマキー合成に必要な設備です。映像の一部から特定の色の成分を分離し、そこに別の映像を合成する技術であるクロマキー合成は、VFXや3DCG映像で活用されます。
また、外光の遮断性が極めて高く、壁と床の間に影ができにくい白ホリゾントがあるかどうかや、吸音マットや防音壁が施されており、映像と音声を同時に録音できる静音環境が整ったスタジオであるかどうかなども重要です。
CM映像の撮影経験が豊富なスタッフが常駐しているスタジオであれば、安心して任せられるでしょう。
CM制作の実績が豊富な東京都のおすすめ動画・映像制作会社5選
お話した映像制作会社選びのコツをふまえたうえで、東京都でCM制作に強い、おすすめの動画・映像制作会社5選をご紹介します。
- 株式会社ジェー・ピー・シー
- フィルモック合同会社
- 株式会社コンセプトラボ
- 株式会社シースリーフィルム
- 株式会社アーツテック
それぞれの特徴や強みについても解説していきますので、制作会社選びの参考にしてみてください。
株式会社ジェー・ピー・シー
株式会社ジェー・ピー・シーは、テレビCMの制作実績が豊富にあり、モーショングラフィックスや3DCG、VFX、ドローン空撮などのさまざまな技術を用いたクオリティの高い映像を制作してもらえます。
企画からモデル・ナレーターの手配、撮影、編集、広告出稿まで、CMに関することを全て一貫して任せられるのも嬉しいポイント。撮影は高性能な設備や機材が揃った自社スタジオで行ってくれるため、CMの制作の目的を意識した映像を撮影してもらえます。やり取りの窓口が一つで済ませられるため、負担が軽減できるだけでなく、スピーディに制作を進められるでしょう。
また、動画マーケティングに精通しており、広告代理店としての出稿まで任せられるだけでなく、CM制作後の運用までも支援してくれます。どの映像制作会社に依頼すべきか迷った際は、ジェー・ピー・シーに依頼すれば間違いないでしょう。
社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
会社設立年月日 | 1994年10月3日 |
電話番号 | 03-6206-6466 |
所在地 | 〒101-0032 東京都千代田区岩本町三丁目11番4号 サトケイビル4階 |
事業内容 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティングBGM・効果音・ モーショングラフィックス・アニメーションCMソング制作など CM出稿・Web広告・SNS広告にも対応 |
従業員数 | 81名 |
フィルモック合同会社
出典:フィルモック合同会社
フィルモック合同会社は、テレビCMだけでなく動画広告やMV、SNSムービーなどのさまざまな映像を制作しており、スタイリッシュ・ファッショナブル・シネマティックな映像表現を得意としています。
スタイリッシュな表現の中に、人間の感情や生き様を織り込むストーリーテリングにより、視聴者の心に響く作品を制作してくれます。「ローコスト・ハイクオリティ」を掲げているため、はじめてのCM制作でも安心して任せられるでしょう。
社名 | フィルモック合同会社 |
会社設立年月日 | 非公開 |
電話番号 | 03-6262-3895 |
所在地 | 〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2番15号 |
事業内容 | 映像・動画制作 |
従業員数 | 非公開 |
株式会社コンセプトラボ
出典:株式会社コンセプトラボ
株式会社コンセプトラボは、CMやPVをはじめとする映像制作からゲーム開発、プロモーション業務まで幅広く行っている会社です。
多面的な企画・映像の強みを活かしたコンテンツ制作を心がけており、CM制作では企画・撮影も任せられます。VFXを活用したCM制作も可能なため、クオリティの高い映像を制作してくれるでしょう。
社名 | 株式会社コンセプトラボ |
会社設立年月日 | 2017年2月10日 |
電話番号 | 03-5830-8680 |
所在地 | 〒111-0041 東京都台東区元浅草2-6-6 東京日産台東ビル8階東側 |
事業内容 | 映像企画・制作、CM・PV開発、ゲーム開発、2Dデザイン・イラスト制作、 版権取得・活用、プロモーション業務、広告運用代行業務 |
従業員数 | 59名 |
株式会社シースリーフィルム
東京に本社を構える株式会社シースリーフィルムは、AOI Pro.グループの映像プロダクションとして、クライアントのニーズに応じたハイクオリティなテレビCMの制作に取り組んでいます。
大手企業から中小企業まで、さまざまな企業のテレビCMやWebCMの制作実績があります。映像ディレクションから企画、イラスト、デザイン、CG、モーショングラフィックスなどに対応可能なため、ニーズに合った表現方法を用いた映像を制作してくれるでしょう。
社名 | 株式会社シースリーフィルム |
会社設立年月日 | 1991年7月9日 |
電話番号 | 03-5931-0043 |
所在地 | 〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-8 品川シーサイドイーストタワー6階 |
事業内容 | テレビCMの企画および制作 デジタルコンテンツの企画および制作 ビデオソフトなどの企画および制作 |
従業員数 | 99名 |
株式会社アーツテック
出典:株式会社アーツテック
株式会社アーツテックは、演出家や映像作家、CMディレクターなどが在籍している映像制作会社で、ハイクオリティなテレビCMをローコストで制作しているのが強みです。テレビCMをはじめ、店頭やWebなどのあらゆる分野での演出・プロデュース実績があります。
「売れる」「広がる」「目立つ」動画を制作することをコンセプトに掲げており、センスが厳しく求められるファッションやビューティ、車や宝飾などの業界にクライアントが多く、ハイセンスな動画制作を得意としています。
社名 | 株式会社アーツテック |
会社設立年月日 | 1996年5月 |
電話番号 | 03-5362-1255 |
所在地 | 〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9 アートコンプレックスセンター1階 |
事業内容 | 映像・動画制作CG制作写真撮影広告・ カタログ制作他クリエイティブワーク全般 |
従業員数 | 非公開 |
まとめ
リーチの範囲が広いCMを出稿することで、受動的に情報を得ようとしていない層にも情報を届けられるように。しかしその反面、CM考査に通過しなければ出稿できないため、審査基準に応じたハイクオリティな映像を制作する必要があります。
CM制作を依頼する映像制作会社を選ぶ際は、動画制作の技術はもちろんのこと、CMの制作実績の豊富さや、広告代理店としての実績があるかどうかを重視して選びましょう。
動画マーケでは、企画から撮影、キャスティング、編集、広告出稿までをすべてワンストップで任せられる下記の映像制作会社をおすすめしています。3DCGやVFXなどにも対応しているため、ハイクオリティな映像を制作してくれるでしょう。
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
撮影・映像制作・動画広告媒体のすべてをお任せ
映像制作×集客施策がワンストップで
株式会社JPC
- 中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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