展示会・イベント用動画の制作におすすめの京都の映像制作会社5選
有形商材を扱う企業はもちろん、アプリやサービスなどの無形商材を扱う企業でも、プロモーションの一環として展示会に参加する機会も多いのではないでしょうか。
展示会やイベントで放映する動画を制作すると来場者がブースを訪れるきっかけを作れるだけでなく、商品・サービスの特徴や魅力を効果的に訴求できるため、求める成果を得やすくなります。
本記事では、展示会・イベント用動画の制作実績が豊富な京都の映像制作会社を5社ご紹介。展示会・イベント用動画を制作する際に押さえておくべきポイントや、映像制作会社の選び方もあわせて解説しますので、展示会・イベントでも動画マーケティングを実践したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
展示会・イベント用動画制作を成功させるための5つのポイント
展示会・イベント用動画は営業活動の一環として使用するため、単純にかっこいい映像や美しい映像を流しても意味がありません。展示会・イベント用動画の制作で失敗しないためには、次のポイントを意識してみてください。
- 映像制作会社に依頼する
- スケジュールには余裕を持たせる
- ターゲットのリテラシーを意識する
- 動画を含めたプロモーション全体で統一感を出す
- 制作した動画の横展開も検討する
それぞれのポイントについて具体例を挙げて解説します。
1.映像制作会社に依頼する
無料の動画編集ソフトを使えば、社内で動画を作ることも可能です。簡単なアニメーション程度であれば無料ソフトでも対応できるでしょう。しかし、展示会・イベント会場で目を惹き、商品・サービスの特徴をわかりやすく説明する動画を制作するためには、複雑なモーショングラフィックスや3DCGなどの編集技術が欠かせません。
モーショングラフィックス・3DCGとは
モーショングラフィックス:文字やイラストなどのグラフィックスに動きをつける技術のこと。2次元空間で表現される。
3DCG:「縦・横・奥行き」の3次元空間で表現するCGのこと。モーショングラフィックスよりもリアリティーを出しやすい。
たとえば、無形商材などの口頭での表現が難しいサービスを紹介する場合、モーショングラフィックスを活用することでわかりやすく特徴を伝えられます。また、精密機器などの内部構造の撮影が難しい製品の訴求には、3DCGを活用すると効果的です。
クオリティの低い動画だと、商品・サービスへの印象が悪くなってしまう可能性も。展示会・イベントの参加者に商品やサービスを効果的に訴求し、好印象を持ってもらうためにも、映像制作会社に依頼してハイクオリティな動画を制作してもらいましょう。
2.スケジュールには余裕を持たせる
展示会やイベントは開催日時が決められているため、余裕を持ったスケジュールで動画制作を開始しましょう。
開催日には完全な状態で納品されていなければなりませんから、数日の遅れも許されません。動画制作は一般的に企画・撮影・編集の全工程で数ヶ月を要しますが、とくに企画段階はスケジュールが後ろ倒しになりがちです。
展示会・イベントの開催日に確実に間に合わせるためにも、動画制作のスケジュールは3か月〜4か月程度を見込んでおきましょう。
3.ターゲットのリテラシーを意識する
展示会・イベント用動画は、ターゲットとなる来場者が商品・サービスについてどれくらいの知識を持っているのかによって、何を訴求ポイントをすべきなのかが異なります。
「ペット関連」の展示会・イベントで、「犬用のサプリメント」を紹介するケースで考えてみましょう。一口にペット関連の展示会・イベントといっても、ターゲットとなる来場者は次のように分類できます。
- 獣医師
- ペットショップ関係者(ブリーダー)
- 飼い主
ターゲットとなり得る全員が犬の健康に気を遣っていることに違いはありませんが、知識レベルや犬用サプリメントを選ぶ際に重視するポイントは、それぞれ次のように異なります。
比較項目 | 獣医師 | ペットショップ関係者 | 飼い主 |
---|---|---|---|
知識レベル | 専門的 (医学について) | 専門的 (飼育法について) | さまざま |
使用目的 | 治療・予防など | 健康維持・品質管理 | 日常使い |
傾向 | 科学的根拠を重視 | 費用対効果も重視 | ペットの幸せを重視 |
含めるべき情報例 | 具体的な成分名臨床試験のデータ | 他の製品との比較コスト効果 | 他の飼い主の体験談 |
獣医師であれば医学的根拠に基づいた情報を重視し、治療・予防をサポートしてくれるサプリメントを探している可能性が高いでしょう。そのため、具体的な成分名や臨床試験のデータなどを紹介すると効果的です。
一方、犬の飼い主に訴求する際は、臨床試験のデータを紹介したとしても「なんとなくよさそう」というぼんやりとした印象しか与えられない可能性も。専門的なデータよりも、同じ悩みを抱えた他の飼い主の体験談や口コミを紹介する方が共感を得ることができ、より響きやすいでしょう。
また、ペットショップ関係者はビジネスの一環として犬を飼育していますから、獣医師や飼い主と比べ、費用対効果を重視する傾向にあります。価格も含め、類似商品との比較コンテンツなどで訴求するとより効果的でしょう。
このように同じ商品を紹介するとしても、展示会・イベントを来訪するターゲットによって伝えるべき内容は大きく異なります。展示会・イベント用の動画を制作する前に、ターゲットへの理解を深めるようにしてください。
4.動画を含めたプロモーション全体で統一感を出す
展示会・イベントで商品やサービスを訴求する場合は、動画だけでなく他のプロモーションツールもあわせて活用することが重要です。
購入や問い合わせなどの求める効果を、展示会やイベントですぐに得られるわけではありません。会場では動画で商品・サービスについて知ってもらう機会をつくり、検討する段階に入った際に、カタログやパンフレット、Webサイトなどのプロモーションツールで後押しするのが理想的。
このように複数のプロモーションツールを活用する場合は、全体で訴求内容を統一させることが大切です。たとえば、展示会で興味をもった動画は柔らかい雰囲気だったにもかかわらず、パンフレットやWebサイトに専門的で堅い内容しか掲載されていないと、訴求内容に一貫性がなく購買意欲が削がれやすくなります。
展示会・イベント用動画を制作する場合はとくに、動画を含めたプロモーション全体で統一感を出すことを意識しておきましょう。
5.制作した動画の横展開も検討する
展示会・イベントは短期間で終わってしまいますから、そのためだけに動画を制作するのはもったいないと感じる方もいるかもしれません。せっかく動画を制作するのであれば、Webサイトへの掲載をはじめ、YouTubeやSNS広告用動画への横展開も検討しましょう。
しかし、動画広告の場合はとくに、出稿する媒体によって適した動画クリエイティブが異なります。展示会・イベント用動画をそのまま使用するのではなく、映像素材を活用し、用途や出稿する媒体ごとに適した動画コンテンツを制作することをおすすめします。
映像素材をもとに、複数の動画コンテンツを一貫して制作してくれる映像制作会社であれば、一本あたりの制作費用を抑えられるでしょう。
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展示会・イベント用動画の制作費用相場
展示会・イベント用動画は、最低限の撮影や編集技術で制作すれば、30万円程度に費用を抑えられるでしょう。映像も自社で撮影し、編集のみを映像制作会社に依頼するのであれば、20万円以下での制作も可能です。
しかし、展示会・イベント用動画は来場者を惹きつけ、商品・サービスの魅力をわかりやすく伝えられるコンテンツでなければ意味がありません。モーショングラフィックスや3DCGなどハイクオリティな動画に求められる技術を活用して効果的な動画を制作するのであれば、50万円〜70万円以上は予算を確保した方がいいでしょう。
展示会・イベント用動画の制作を依頼すべき映像制作会社の特徴
展示会・イベント用動画の制作を成功させるポイントをふまえると、次の特徴を持つ映像制作会社に依頼することをおすすめします。
- マーケティングに強い
- 幅広い編集技術に対応している
- 自社にグリーンバックスタジオを保有している
- 動画以外のプロモーションツール制作にも対応
それぞれどういった点に注目すべきなのか、詳しく解説していきます。
マーケティングに強い
お話したとおり、成果の出る展示会・イベント用動画を制作するためには、ターゲットを明確にしたうえで、ターゲットに刺さる動画を制作しなければなりません。そのためには、ターゲットの持つ悩みや課題を分析したうえで、それらを解決できることを訴求のポイントにすることが重要です。
このように、ターゲットの分析から効果的な訴求ポイントを導き出すためには、マーケティングの知識が必要不可欠です。映像編集の技術が優れているだけでなく、どういった動画を制作すれば効果を得られるのかなどをマーケティングの視点で分析し、企画・構成段階から提案してくれる映像制作会社を選ぶとよいでしょう。
幅広い編集技術に対応している
映像制作における表現技法は、モーショングラフィックスや3DCG、VFXなど多岐にわたります。しかし、すべての映像制作会社がそのどれもに対応しているわけではありません。低価格を謳っている映像制作会社ほど、対応できる編集技術が限られていることも多いです。
下記は、展示会・イベント用動画の一例です。
アニメーションやクロマキー合成などを活用することで、商品の特徴が理解しやすい動画になっているかと思います。このように展示会・イベント用動画は、商品の特徴やメリットをわかりやすく伝えられるものでなくてはなりません。
対応している編集技術が少ないということは、それだけ伝えられる情報に限りがあるということ。展示会やイベントで効果を発揮する動画を制作するためには、幅広い編集技術に対応している映像制作会社に依頼しましょう。
自社にグリーンバックスタジオを保有している
クロマキー合成やVFXには、グリーンバックスタジオでの撮影が必須になります。しかし、グリーンバックスタジオを手配するとなるとスタジオ賃料がかかるだけでなく、スケジュールが長期化してしまう可能性も。そのため、グリーンバックスタジオを自社で保有している映像制作会社を選ぶことをおすすめします。
また、どういった映像が必要なのかによって、適したスタジオ設備は異なります。たとえば、複数パターンの動画が必要な場合は、映像と音を同時に収録できる「同録スタジオ」で撮影することで動画一本あたりの撮影にかかる費用や時間を削減できますし、影ができにくい白ホリゾントのスタジオであれば、商品をきれいに撮影できます。
スタジオの種類
グリーンバックスタジオ:背景合成に必要な「キーイング」処理に適した緑背景のスタジオ。
白ホリゾントスタジオ:真っ白な空間が広がったスタジオ。
同録スタジオ:「吸音」と「遮音」機能を併せ持つスタジオ。「映像」と「音」を同時収録できる。
スタジオにどういった設備があるのかによって、動画の中で使用できる映像表現に差が生じます。表現の幅を広げつつも、費用も抑えたいという方には、設備の整った自社スタジオを保有している映像制作会社がおすすめです。
動画以外のプロモーションツール制作にも対応
お話したとおり、展示会やイベントでは、動画とその他のプロモーションツールをあわせて活用することで効果を得やすくなります。とはいえ、動画とカタログ・パンフレット、Webサイトなどの制作を別々の制作会社に依頼するとやりとりの窓口が増えるだけでなく、プロモーション全体に統一感を持たせにくくなります。
複数の媒体でプロモーションを行っても、訴求ポイントがバラバラであったり、ターゲットに与える印象が異なっていたりすると意味がありません。展示会・イベント用動画を制作する際は、映像制作だけでなくカタログやパンフレット、Webサイトなどの制作も一貫して任せられるところを選びましょう。
展示会・イベント用動画の制作におすすめの京都の映像制作会社5選
お話しした内容をふまえ、展示会・イベント用動画の制作実績が豊富な京都のおすすめ映像制作会社を5社ご紹介します。
映像制作会社 | 特徴 |
---|---|
株式会社ジェー・ピー・シー | プロモーション戦略全般を一任できる 各種スタジオを自社で保有 パンフレットやカタログの制作も可能 ナレーター・モデルのキャスティングにも対応 |
AD SPRING | 動画アプローチの設計・開発に対応低価格のプランも用意 |
株式会社 虹映社 | 企業向け映像の制作が得意編集のみのプランも用意 |
ダイヤモンドプロ | オリジナルのコンセプトで制作 |
映像制作センター | 独自の展示会用レシピを用意 |
それぞれの特徴や強みについても詳しくご紹介しますので、京都で映像制作会社を探している方はぜひ参考にしてみてください。
1.株式会社ジェー・ピー・シー
京都を拠点とする株式会社ジェー・ピー・シーは、モーショングラフィックスや3DCG、VFXなどの幅広い編集技術に対応しており、展示会・イベント用動画の制作実績が豊富な映像制作会社です。
グリーンバックスタジオをはじめ、同録スタジオ・白ホリゾントスタジオなどをすべて自社で保有しており、ロケ撮影やドローン撮影にも対応しています。ナレーターやモデルのキャスティングも依頼できるため、撮影からキャスティング、映像制作までを一貫して任せられるのも嬉しいポイント。
また、自社にマーケティング専門部署を抱えており、企画・構成の段階からサポートしてもらえるだけでなく、展示会・イベント用動画を動画広告などに横展開する際にも頼りになります。カタログやパンフレット、Webサイト制作も任せられるため、展示会・イベントにおけるプロモーションをすべてまとめて依頼できます。
会社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
住所 | 〒600-8062 京都府京都市下京区恵美須屋町193 |
電話番号 | 075-365-0571 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティング・ BGM・効果音・モーショングラフィックス・3DCG・ VFX・アニメーション・ロケ撮影・ドローン撮影 など |
概算費用 | ベーシック:350,000円~ スタンダード:500,000円~ プレミアム:700,000円~ ※動画のまとめ撮りも可能 |
2.AD SPRING
出典:AD SPRING
AD SPRINGは動画アプローチの設計・開発まで対応している映像制作会社で、テレビCM制作出身のプロデューサーが在籍しているため、プロモーションにも強いことが特徴です。
展示会用の映像では先進的でスピード感のある編集を心がけており、最新技術を紹介するのに相応しいコンテンツを制作してくれるでしょう。
会社名 | 有限会社 アド スプリング |
住所 | 〒604-8205 京都府京都市中京区新町三条下ル三条町349-2 |
電話番号 | 075-257-3443 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・モーショングラフィックス・ 3DCG・アニメーション など |
概算費用 | Lightプラン:20万円~ Standardプラン:50万円~ Advanceプラン:130万円~ |
3.株式会社 虹映社
出典:株式会社 虹映社
虹映社は自社で撮影機材・編集機材・録音ブースを保有している映像制作会社で、企業向け映像の制作を得意としています。ドローン撮影も任せられるので、ダイナミックな撮影を依頼することも可能です。
サービスPR動画の実績が豊富で企画力も高いため、限られた時間で最大限の情報を伝えられる映像を制作してくれるでしょう。撮影は自社対応し、編集のみ任せるプランも用意されています。
会社名 | 株式会社 虹映社 |
住所 | 〒602-8155 京都府京都市上京区主税町1101番地 |
電話番号 | 075-813-7077 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・ドローン撮影 など |
概算費用 | 要問い合わせ |
4.ダイヤモンドプロ
出典:ダイヤモンドプロ
ダイヤモンドプロは京都市上京区を拠点とする、40年以上の実績がある映像制作会社です。営業スタッフがおらず、ディレクターや制作スタッフが直接ヒアリングした情報をもとに映像を制作してくれます。
テンプレート化された構成は用意されておらず、オリジナルのコンセプトで制作してもらえるため、展示会・イベント会場でオンリーワンの映像を流したい方は、一度相談してみてください。
会社名 | 株式会社ダイヤモンドプロ |
住所 | 〒602-8057 京都府京都市上京区下長者町通堀川東入紹巴町19-6 |
電話番号 | 075-441-4848 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティング・ BGM・効果音・モーショングラフィックス・ 3DCG・アニメーション など |
概算費用 | シンプルプラン:10万円~ ベーシックプラン:35万円~ プレミアムプラン:70万円~ |
5.映像制作センター
出典:映像制作センター
映像制作センターは多くのブースが並ぶ展示会でも注目される動画コンテンツを制作しています。独自の展示会用レシピを用意しており、大規模な会場でも目を引く映像を制作してもらえることが特徴です。
Webなどの他媒体には対応していないため、展示会用の動画に注力してプロモーションしたい場合には、選択肢となるでしょう。
会社名 | 株式会社 映像制作センター |
住所 | 〒600-8354 京都府京都市下京区十文字665・309 |
電話番号 | 0120‐998‐890 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集 など |
概算費用 | 要問い合わせ |
まとめ
展示会・イベント用動画では来場者の興味を惹き、商品・サービスの特徴や魅力をわかりやすく伝えられるような内容にしなければならないため、マーケティングの知見が必要不可欠です。
また、展示会やイベントにおいてはカタログやパンフレット、Webサイトなどの動画以外のプロモーションツールもあわせて活用することで効果を発揮するため、あらゆるプロモーションツールの制作も一任できる制作会社を選ぶことをおすすめします。
動画マーケでは、マーケティングへの知見が豊富で、展示会・イベント用動画の制作実績が豊富な下記の映像制作会社を推奨しています。自社にスタジオを完備しているため、あらゆる映像表現に対応しており、カタログやパンフレット、Webサイトの制作も一貫して任せられます。ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
企画・撮影・編集まですべてお任せ
JPCの動画制作
- 中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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