
展示会・イベントの動画制作におすすめの大阪の映像制作会社5選
企業が自社の商品・サービスをアピールする展示会やイベントでは、来場者の興味を惹き、商品やサービスの魅力をわかりやすく説明できる動画を制作することで、効率よく成果を得られます。
また、展示会やイベントで動画を活用すると、スタッフのトークスキルに依存することなく、来場者に平等に商品・サービスについて訴求できるのも大きなメリット。せっかくの商談の機会を逃さないためにも、展示会やイベントに向けて動画コンテンツを用意しておくことをおすすめします。
本記事では、展示会・イベント用動画の制作ポイントを解説するとともに、実績豊富な大阪の映像制作会社を5社紹介します。これから展示会・イベント用動画を制作しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
展示会・イベント用動画の制作ポイント
展示会・イベント用動画を制作する際は、効果を最大限発揮するために次の3つのポイントを意識しましょう。
- ターゲットへの解像度
- スケジュール
- 動画以外のプロモーション媒体との一貫性
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
ターゲットへの解像度を高める

最も重要なポイントは、イベント・展示会で動画を視聴するターゲットへの解像度を高めることです。たとえば、商品やサービスに対する知識が豊富な人がターゲットなのか、知識がほとんどない人がターゲットなのかによって、制作すべき動画の内容が異なります。
健康関連機器の展示会・イベントで「体重計」を紹介するシーンを例に考えてみましょう。この場合のターゲットは、次のようなパターンに分けられます。
- 医療関係者(専門家)
- スポーツトレーナーやトレーニー(業界人)
- 健康に興味のある一般人(素人)
同じ体重計を紹介する場合でも、それぞれのターゲットによって知識量や心理的前提、興味関心などは異なります。次の表を例に見ていきましょう。
比較項目 | 医療関係者など(専門家) | トレーニー(業界人) | 一般人(素人) |
---|---|---|---|
知識量 | 多い(医療について) | 多い(トレーニングについて) | 少ない |
心理的前提 | 医療現場での使用 | トレーニングでの使用 | 家庭での使用 |
興味関心 | 精密な計測安全性 | 体脂肪などのモニタリングデータ管理 | 使いやすさ価格 |
医療関係者であれば、医療現場での使用に耐えうる「精密性」「安全性」などを重視することが考えられます。
スポーツトレーナーやトレー二ーも体重計に関する知識量が多いことが予想されますが、トレーニングでの使用が前提となるため、「体脂肪や体組成データなどのモニタリング」に興味がある場合がほとんどでしょう。
健康に興味がある一般の方であれば性能と同じくらい、もしくはそれ以上に「使いやすさ」や「価格」を重視するかもしれません。
このように、展示会・イベントでアプローチするターゲットによって興味関心は大きく異なりますから、それぞれのターゲットに合わせた動画を制作する必要があります。医療関係者に「価格」を前面に伝えても効果は薄いでしょうし、一般消費者に「骨格筋率の精密な測定結果」などを訴求しても理解してもらえないかもしれません。(もちろん、戦略的にあえて訴求する可能性もあります)
展示会・イベント用の動画を制作する際は、誰のために制作する動画なのか、動画のターゲットを明確にしておきましょう。
スケジュールに余裕を持つ

展示会・イベントなどは開催日が決まっているため、余裕をもったスケジュールで制作を開始することが重要です。
たとえば会社紹介動画であれば、スケジュールが1週間程度後ろ倒しになったとしても大きな支障はないかもしれません。しかし、展示会・イベント用動画の場合は、開催日までに完成しなければ目的を達成できませんから、遅れることは許されないでしょう。
企画から撮影、編集まで加味すると、動画制作には数か月の期間が必要です。遅くとも展示会・イベントの3か月〜4か月前には制作をスタートさせましょう。
動画以外のプロモーション媒体との一貫性を持たせる

展示会やイベントでは動画で来場者の興味を惹き、商品・サービスの魅力をアピールすることで自社のイメージを印象づけたあと、パンフレットやカタログで後押しすることが重要になります。
そのため、展示会やイベントでは、動画だけでなくパンフレットやカタログを活用することがほとんど。ブースに来場した担当者が、後日社内で検討する際にプッシュする材料を用意しておくことが大切なのです。
こういった複数の媒体でプロモーションを行う場合、媒体全体で統一感を持たせた方が印象に残りやすいため、媒体ごとの完成イメージをあらかじめ共有しておく必要があります。コーポレートカラーで統一したり、動画と同時にパンフレット用の写真を撮影したりすると、一貫性を持たせやすいでしょう。
また、パンフレットに動画再生用の二次元バーコードを載せておくと、いつでも動画を見返してもらえます。
展示会・イベント用動画を得意とする映像制作会社を選ぶ6つのコツ

企業がプロモーションに動画を活用することが当たり前となった昨今では、無料の動画編集ソフトなどを使用し、自社内で簡単な動画を制作することがあるかもしれません。
しかし、展示会・イベント用動画はプロモーションの肝となる素材ですから、プロの映像制作会社に依頼した方が安心です。映像制作会社選びで失敗しないためには、次の6つの観点を意識してください。
- 展示会・イベント用動画の制作実績
- 料金体系
- 撮影・編集技術
- マーケティング的なアドバイスの可否
- 動画完成までの納期
- 動画以外のプロモーション素材への対応
映像制作会社選びのコツについて詳しく解説します。
1.展示会・イベント用動画の制作実績
展示会・イベント用動画の制作実績が豊富な映像制作会社であれば、企画力や編集技術に信頼がおけます。どのようなイメージの動画を作ってもらえるのか、映像制作会社のホームページで実績を確認してみてください。
なお、映像制作会社によって得意分野は異なります。たとえば3DCGやVFXなどに対応している映像制作会社でも、その技術が優れているかどうかは制作実績を確認しなければわかりません。
制作したい動画と同じジャンルの動画制作を得意としているかどうか、制作実績から見極めることが重要です。
2.料金体系
さまざまな編集技術を活用することで、クオリティの高い映像を制作できます。しかし、どういった作業に対してどれだけの費用がかかるのかを把握できていなければ、追加請求などが発生する可能性があり、予算を大きく上回った金額を請求される可能性も。
提示された料金内でどこまでの対応が可能なのか、料金体系が明確になっている映像制作会社に依頼した方が、追加請求の心配がなく安心です。料金体系・プランを確認する際は、下記の項目に対応しているかも確認してみてください。
- 企画・シナリオ作成
- モーショングラフィック・アニメーション
- ナレーション
- 3DCGなど合成
これらの技術はハイクオリティな動画制作には必須の要素です。20万円以下など安すぎる料金プランの場合、これらの要素に対応してもらえない可能性があるため注意してください。
映像制作の発注コストを抑える方法は、映像制作の発注コストの抑え方:予算内に発注コストを抑えるマル秘ワザで詳しく解説しています。
3.撮影・編集技術

映像制作会社の中には映像編集だけでなく、撮影から対応してくれるところもあります。撮影から映像編集までを一貫して任せることができれば、制作の過程でイメージにブレが生じるリスクがありません。
ただし、ドローン撮影やクロマキー合成、VFXなどは高度な技術が必要になるため、撮影が可能な映像制作会社であっても対応していない場合も。どのような撮影・編集が可能なのかについては映像制作会社によって異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
さらに、自社内に撮影スタジオを完備している映像制作会社であれば、撮影場所の確保を一から行う必要がなく、動画制作に関わるすべてを任せられるでしょう。中でも、グリーンバックや白ホリゾントが設置されてる撮影スタジオであれば、さまざまな表現が可能となるため、よりクオリティの高い動画を制作してもらえます。
白ホリゾント(白ホリ)
真っ白な空間が広がったスタジオのこと。アングルやライティングなど撮影技術によって被写体の魅力を最大限に惹きだせることが特徴です。
4.マーケティング的なアドバイスの可否

展示会やイベントでは、ターゲットや目的を意識した動画制作が重要になるため、ターゲットに刺さる動画にするためにはどのような内容にすべきかなど、マーケティングの視点が必要不可欠です。
そのため、映像だけを制作している会社ではなく、マーケティングやプロモーションに携わっている映像制作会社を選んだ方が、展示会・イベントで成果を得られる動画を制作してもらえるでしょう。
5.動画完成までの納期
展示会・イベント用の動画制作では動画完成までのスケジュール管理も肝となりますから、完成までの納期についてもあらかじめ確認しておきましょう。撮影まで加味すると、一般的には動画完成までに3か月〜4か月程度かかります。
中には、1か月以内の短い納期をアピールする映像制作会社もありますが、映像編集に制約が加わる可能性が高いです。3DCGやモーショングラフィックスには対応していないなど、動画のクオリティに影響する要素に対応してもらえない可能性が高いため、事前に対応可能な範囲を確認しておきましょう。
6.動画以外のプロモーション素材への対応
展示会やイベントでは、会場で認知を獲得した商品・サービスを後日検討してもらうためにも、パンフレットやカタログの活用が重要になります。そのため、展示会やイベント用の動画制作を依頼する際は、動画と同時にパンフレットやカタログなどのプロモーション素材の撮影・制作もあわせて依頼できる制作会社を選ぶことをおすすめします。
動画と紙媒体の撮影・制作を同じ制作会社に任せることができれば、プロモーションを行ううえで重要なキービジュアルを統一できます。統一されたキービジュアルでさまざまな媒体からプロモーションを行うことが可能になれば、企業のブランディングにも効果を発揮するほか、認知を獲得した層からアクションを起こしてもらいやすくなります。
展示会・イベント用動画の費用相場はどのくらい?

展示会・イベント用の動画制作を依頼する場合、安くても30万円、クオリティにこだわるのであれば50万円〜70万円程度の予算は確保した方がいいでしょう。
20万円程度の定額プランを用意している映像制作会社も存在しますが、撮影に対応していなかったり、編集も最低限に留まっていたりと、できることに制限がある場合がほとんど。展示会やイベント用の動画は来場者の興味を惹きつけ、商品・サービスについての理解を促進できるようなものでなければならないため、制限の多い動画では成果を得るのは難しいといえます。
動画コンテンツの良し悪しで展示会・イベントの成否が決まることもありますから、クオリティにこだわる映像制作会社に依頼しましょう。
展示会・イベント用動画の制作におすすめの大阪の映像制作会社5選
ここまで紹介した展示会・イベント用動画の制作ポイントをふまえて、大阪でおすすめの映像制作会社を5社紹介します。
動画・映像制作会社 | 特徴 |
---|---|
株式会社ジェー・ピー・シー | 企画構成力や編集技術に優れる 展示会・イベント用の映像制作実績が豊富 自社スタジオも完備 マーケティングにも精通 |
クレフ | 展示会向け動画に注力 オンライン展示会用の映像制作にも対応 |
株式会社シードアシスト | ブランディング・マーケティングが得意 安価なプランも提供可能 |
Brefa | フットワークが軽い小規模な映像制作会社 初心者向けのコミュニケーションにこだわり |
E-WORKS | 低価格・短納期が特徴 低価格プランは制限が多い |
展示会・イベント用動画にまつわる強みや特徴について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.株式会社ジェー・ピー・シー

株式会社ジェー・ピー・シーは京阪神を営業エリアに置き、大阪での展示会・イベント用動画の制作実績が豊富な映像制作会社です。企画から撮影、編集までを一貫して任せることができ、ドローンを使用した撮影やモーショングラフィックス、3DCGなどを活用したクオリティの高い動画を制作してもらえます。
グリーンバックや白ホリゾントが完備された自社スタジオを保有しているため、クロマキー合成やVFXなどの高度な編集にも対応可能。これらの撮影・編集技術を活かした展示会・イベント用動画の動画も多数制作しているため、ぜひ制作実績をご覧ください。
また、パンフレットやカタログの制作実績も豊富なため、動画と統一したキービジュアルでの制作が可能に。
展示会やイベントで効果を発揮する動画・紙媒体の両方の制作を撮影からすべて任せられるため、初めての方でも安心して依頼できるでしょう。
会社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
住所 | 〒600-8062 京都府京都市下京区恵美須屋町193 |
営業エリア | 大阪・京都・神戸 関西全域 |
電話番号 | 075-365-0571 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティング・ BGM・効果音・モーショングラフィックス・アニメーション・ CMソング制作などCM出稿・Web広告・SNS広告にも対応 |
概算費用 | ベーシック:350,000円~ スタンダード:500,000円~ プレミアム:700,000円~ |
2.株式会社クレフ

出典:株式会社クレフ
クレフは特に展示会向け動画を強みとしている映像制作会社です。多くのブースがある中で興味を持ってもらうための、集客手段としての動画制作に力を入れています。オンライン展示会用の映像制作も手がけており、展示会・イベント用の動画コンテンツであれば幅広く対応してもらえます。
撮影や編集、エフェクトなどの各要素によって制作費用が変わるため、気になる方は見積もりを依頼してみてください。
会社名 | 株式会社クレフ |
住所 | 〒540-0003 大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-14-2 鵲森之宮ビル8F |
電話番号 | ホームページから問い合わせ |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・各種エフェクト |
概算費用 | 要問い合わせ |
3.株式会社シードアシスト

出典:株式会社シードアシスト
株式会社シードアシストはブランディングやマーケティングを強みとしている映像制作会社です。エコノミークラスでは16万円から映像制作が可能なため、費用を抑えて展示会・イベント用の動画を制作したい場合は選択肢になるでしょう。
展示会用の制作実績も多く、ホームページでいくつかの制作事例が紹介されています。納期としてはビジネスクラスで約2ヵ月とされているので、スケジュール管理の参考にしてください。
会社名 | 株式会社シードアシスト |
住所 | 〒530-0044 大阪府大阪市北区東天満2丁目8番1号 若杉センタービル別館 |
電話番号 | 06-6354-7077 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・アニメーション・ ナレーション・キャスティング・3DCGなど |
概算費用 | エコノミークラス:160,000円~ ビジネスクラス:340,000円~ ファーストクラス:740,000円~ |
4.Brefa(ブレファ)

出典:Brefa(ブレファ)
Brefaは堺市を拠点にする映像制作会社で、商品紹介動画や展示会用動画の制作に対応しています。少人数の映像制作会社なので、フットワークが軽いことが特徴です。専門用語を使わないでコミュニケーションを図るなど、初めて動画制作する企業でも安心して依頼できるよう心がけています。
費用についてはホームページ上で公開されていないため、気になる方は問い合わせてみてください。
会社名 | 株式会社ブレファ |
住所 | 〒591-8025 大阪府堺市北区長曽根町3056-9 |
電話番号 | 072-248-8379 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション |
概算費用 | 要問い合わせ |
5.E-WORKS

出典:E-WORKS
E-WORKSは低価格が特徴の映像制作会社で、ロケ撮影・編集パックは7万円から提供されています。納品から6か月以内であれば、コンテンツ修正に対応してもらえるのも嬉しいポイント。
展示会・イベント用映像制作については21万円〜のプランが用意されており、制作日数は10営業日〜と一般的な映像制作会社と比べて短納期です。ただし、撮影やCG制作についてはオプションとなっており、通常プランでは映像素材やイラストなどは依頼主が支給しなければなりません。費用を徹底的に抑えたい場合は選択肢になるでしょう。
会社名 | E-WORKS |
住所 | 〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1丁目5-9 |
電話番号 | 072-200-2851 |
対応範囲 | 撮影、編集など |
概算費用 | ロケ撮影・編集パック:70,000円~ ドローン撮影:80,000円~ 展示会・イベント用映像制作:210,000円~ |
まとめ
展示会・イベントで成果を出すために動画コンテンツが果たす役割が大きいことはおわかりいただけたでしょうか。スタッフのトークスキルに依存せず、商品・サービスをアピールできる展示会・イベント用動画は、集客ツールやブランディングとしても効果を発揮します。
出展者が多い会場でもターゲットに足を止めてもらえるよう、マーケティングの知見も取り入れた動画コンテンツを用意してみてください。また、展示会・イベントにおいては動画だけでなく、カタログ・パンフレットの制作も同時に任せられる映像制作会社を選ぶことも重要なポイントに。
動画マーケでは展示会・イベント用動画の制作実績が豊富で、カタログ・パンフレットの制作までを一貫して任せられる下記の映像制作会社を推奨しています。
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中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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