【保存版】動画制作におすすめのフリー素材サイト10選|使用の注意点もご紹介
5Gが広がれば、今まで以上にスマートフォンでも動画を視聴しやすくなるため、ますます動画活用の場面は広がるでしょう。通信環境が整備されるにつれ、動画を視聴・拡散してもらえる確率が高まるため、商品プロモーションや会社紹介など「動画マーケティング」の重要性は年々増しています。
動画マーケティングを行うにあたり、企業が映像制作する際は、「フリー素材」を上手に活用することが重要です。フリー素材を使えば撮影期間やコストを抑えられるため、スピーディーに映像を制作できます。しかし、企業が「商用目的」でフリー素材を使う場合は、いくつか注意点があることをご存知でしょうか。
本記事では映像制作の手法として、動画素材・著作権フリー素材の活用方法について解説します。最後におすすめのフリー素材のサイト10選も紹介しますので、動画制作を検討している方は必見です。
フリー素材とは?
フリー素材は、無料で使用できるデータ(画像や動画など)を指します。無料で使用できることが前提ですが、その使用範囲についてはいくつか種類があることが特徴です。
「フリー素材」と聞くと、完全に自由に使える素材だと思う方も多いかもしれません。「料金」「著作権」「利用範囲」のすべてがフリーである素材の場合、この認識で間違いありません。
しかし、中には料金は無料(フリー)であるものの、商用利用が禁止されている素材もあります。また、著作権がフリーではなく、利用する際は著作者を表示しなければならない素材も少なからず存在します。
「フリー素材」として配布されているサイトからダウンロードする際も、どのような意味で「フリー」という言葉が使われているか、必ず確認するようにしましょう。
ロイヤリティフリー素材(RF素材)とは
ロイヤリティフリー素材は、一度「購入」すると、それ以降の利用は「使用許諾の範囲内」で何度でも使用できる素材のことです。費用がかかりますが、無料素材よりもハイクオリティな素材が揃っているため、動画のクオリティを追求したい方は動画制作時に活用しても良いでしょう。
フリー素材の種類
フリー素材には、いくつかの種類があります。映像制作時に重宝するフリー素材は、次の4種類です。
- イラスト
- アイコン
- 写真
- 動画
ここからは、それぞれのフリー素材について解説します。
イラスト
イラストのフリー素材は、アニメーションのような動きを付ける際に重宝します。イラストをキーフレーム・エフェクト編集し、動画内でキャラクターのように動かすことで、簡易的なYouTube広告素材を作ることも可能です。
たとえば「走る人」であれば、次のようなイラストが見つかります。
出典:いらすとや
アイコン
アイコンのフリー素材も、汎用性が高く使い勝手がよいです。たとえば「テレビ」を表したいとき、次のようなアイコンを使うことで、文字で説明することなく表現できます。
出典:ICOOON MONO
「テレビを見ている」という表現であれば、次のようなアイコンでもよいでしょう。
出典:ICOOON MONO
写真
写真のフリー素材も、さまざまな場面で使用できます。写真を場面ごとに切り替えるだけで簡易的な映像作品になりますし、背景画像としても役立つでしょう。アイコンより写実的に表現したい場合も、写真のフリー素材がオススメです。
「テレビを見ている」という条件でフリー素材を探すと、次のような写真が見つかります。
出典:pixabay
動画
動画そのもののフリー素材も、数多く存在します。イメージしている場面の撮影が難しい場合は、イメージに沿ったフリーの動画素材を活用してもよいでしょう。
たとえば「走る人」で動画素材を探すと、次のような素材が見つかります。
出典:Mixkit
フリー素材を動画制作に活用するメリット
ここまで例示したようなフリー素材を動画制作に活用するメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- 撮影コストの削減
- 撮影時間の節約
- ハイクオリティな素材も無料で使える
フリー素材を活用することで、予算制約、制作スケジュール、クオリティ向上など、多くのメリットを受けられます。それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
撮影コストの削減
動画制作における撮影コストを大幅に削減できることは、フリー素材を使用する大きなメリットです。仮にすべての素材を撮影で用意する場合、次のような費用がかかります。
- プロのカメラマン
- モデル
- スタジオ
- 機材、セットデザイン
フリー素材を活用すれば、これらのコストを削減できることがポイントです。予算を抑えて動画コンテンツを制作したい場合は、フリー素材の活用が不可欠ともいえるでしょう。
撮影時間の節約
現場で実際に撮影する場合は準備も必要ですし、大人数が関わることからスケジュールの制約がつきものです。
フリー素材を利用すれば、そのような制作プロセスは必要ありませんから、制作期間を短縮化できます。動画コンテンツのコアとなる部分のみを撮影し、それ以外の部分はフリー素材を使うなど、メリハリを付けることもオススメです。
ハイクオリティな素材でも無料で利用可能
フリー素材には高品質な映像素材、写真、イラストなどが多く含まれており、これらを使用できることもメリットの1つです。
選択肢が豊富なため、映像のコンセプトやテーマに合った素材も簡単に見つけられます。アイデアに困っている時に、フリー素材リストを眺めてみてもよいでしょう。
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フリー素材を使う際の4つの注意点
非常に便利なフリー素材ですが、企業として利用する際には以下の4つの注意点があります。
- 商用利用の可否に注意
- 利用できる範囲は要確認
- 本当にフリー素材なのか(なにがフリーなのか)
- オリジナリティは出しづらい
フリー素材を使用する際は、これらの点に特に気をつけなければなりません。それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
1.商用利用の可否に注意
利用したいフリー素材の利用規約を確認し、商用利用が許可されているかどうかは必ず確認しましょう。
一部のフリー素材は、非営利目的や個人使用のみを許可している場合もあります。商用利用が禁止されている素材を企業用コンテンツに使用してしまうと法的な問題が生じるため、必ず「商用利用可」と記載されているフリー素材サイトを利用してください。
商用利用とは
商用利用とは、簡単にいうと「営利目的」であることです。法人・個人事業主としての利用する場合は、すべて商用利用になると考えた方がよいでしょう。
2.利用できる範囲は要確認
フリー素材の利用条件は、素材提供者によって異なります。商用利用が許可されている場合でも、次のような使い方は禁止されていることが多いです。
禁止される使い方 | 概要 |
---|---|
二次販売 | フリー素材をそのまま商品として販売すること |
再配布 | フリー素材を自社で配布すること |
改変 | フリー素材の縮尺を変えたり、加工したりすること |
ロゴとしての使用 | 自社のロゴとしてフリー素材をそのまま使用すること |
商標への使用 | フリー素材を使ったコンテンツを商標登録すること |
加工やロゴとしての使用は、許可されている場合もあります。一方、二次販売や再配布、商標登録が許可されている場合はないと考えてよいでしょう。
フリー素材はあくまでも、素材提供者の定めた範囲内で使うことを意識してください。
3.本当にフリー素材なのか(なにがフリーなのか)
「フリー素材」と書かれたサイトを利用する場合も、本当にフリー素材なのか、また、なにがフリーなのかは要注意です。
たとえばフリー素材サイトに、誰かが有料素材を違法アップロードしている可能性もあります。特に海外のサイトを使用する際は、フリー素材の信憑性にも気を配るとよいでしょう。
4.オリジナリティは出しづらい
フリー素材を使う以上、オリジナリティは出しづらいことは考慮すべきです。フリー素材は多くのユーザーが同じ素材を使用しているため、どこかで見たような映像になってしまうこともあります。
ブランディングや差別化を重視する場合は、フリー素材を使いつつも、編集方法で独自性を出すなど工夫するとよいでしょう。もし自社での編集でオリジナリティを出しづらい場合は、プロの制作会社に相談してみてください。
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動画制作に役立つ!おすすめのフリー素材のサイト10選
最後に、動画制作に役立つおすすめのフリー素材サイト10選を紹介します。
サイト名 | 素材種類 | 特徴 |
---|---|---|
いらすとや | イラスト | 定番中の定番 |
ICOOON MONO | アイコン | JPGやPN、SVG、EPS、Aiなど ファイル形式が豊富 |
YouTuberのための素材屋さん | エフェクト | エフェクト素材が豊富商用/非商用、 個人/法人問わず使用可能著作権は放棄されていない |
PhotoAC(写真AC) | 写真 | 日本人モデルの写真素材もある |
動画AC | 動画 | 日本人モデルの動画素材もある |
pixabay | 写真・動画 | フリー画像素材は4,100万点以上海外の素材が多い |
Pexels | 写真・動画 | 海外の素材が多い |
Mixkit | 動画・音楽など | 縦長素材が豊富日本語対応していない |
Adobe Stock | 写真・動画など | ロイヤリティフリー(費用がかかる) ハイクオリティな素材が多い |
Pixta | 写真 | ロイヤリティフリー(費用がかかる) 日本国内向けの素材が多い |
フリー素材を探している方は、ぜひ参考にしてください。
【イラスト】いらすとや
引用元:いらすとや
いらすとやは、イラストのフリー素材として定番中の定番ともいえるサイトです。
非常に多くのシチュエーションに使えるイラストが用意されており、マニュアルなどにも使用できます。テイストが揃った素材が豊富に用意されているため、統一感を出したい方にもオススメです。
商用利用・素材加工も可能で、クレジット表記も必要ありません。ただし、商用利用の場合で、素材21点以上使う場合には有償となります。もし無料利用したい場合は、1コンテンツあたり20点以内に抑えるようにしましょう。
【アイコン】ICOOONMONO
引用元:ICOOONMONO
ICOOONMONOは、商用利用可能なアイコン素材が6,000点以上用意されている素材サイトです。アイコンは無料で使用でき、JPGやPNG素材はもちろん、SVGやEPS、Ai素材も用意されています。
動画コンテンツで使用する場合、アイコンを加工して使用することも許可されています。
【エフェクト】YouTuberのための素材屋さん
YouTuberのための素材屋さんは、その名の通りYouTuber向けのエフェクト素材が豊富に揃っているサイトです。企業用の動画制作にも便利なエフェクトが多数あり、動画にアクセントを入れたいときには重宝するでしょう。
商用利用・素材加工可能で、クレジット表記不要かつ基本無料で使用できますが、動画素材そのものの著作権は放棄されていないことは考慮して使用してください。
【写真】PhotoAC(写真AC)
引用元:動画AC
動画ACは商用利用可能なフリー動画素材が揃っているサイトです。ダウンロードした素材は加工も許可されており、クレジット表記も必要ありません。
なお、動画をダウンロードするためには、無料会員に登録する必要があります。また、無料会員は1日にダウンロードできる素材数が10点に制限されることも知っておきましょう。
【写真・動画】pixabay
引用元:pixabay
pixabayは、高品質なフリー画像素材が4,100万点以上揃っているサイトです。写真やイラスト・動画が豊富で、海外発のサイトですが日本語での検索もできます。
ただし、素材の人物・風景・テイストは海外モデルの場合がほとんどです。そのため、日本国内向けの動画コンテンツ用としては、使用シーンが限定されてしまいます。
【写真・動画】Pexels
引用元:Pexels
Pexelsは、無料で使える写真・動画が揃っているサイトです。出典表示は不要で、素材への加工も許可されています。
動画マーケティングの素材として利用可能ですが、Pexelsも海外の素材が多いため、利用シーンは若干限られるでしょう。
【動画・音楽】Mixkit
引用元:Mixkit
Mixkitは日本語対応していませんが、動画のみならず音楽素材も探せるフリー素材サイトです。商用利用可能なので、動画マーケティング素材のBGM探しにも役立ちます。
スマホに最適な「縦長素材(Vertical素材)」も豊富なため、YouTubeショートやTikTok、Instagramリール用の素材探しにもオススメです。
【写真・動画】Adobe Stock
引用元:Adobe Stock
Adobe Stockは完全なフリー素材ではありませんが、ハイクオリティな素材を探したい時に役立つ素材サイトです。素材は数億点を超えており、圧倒的な量のコンテンツが揃っています。
月額のライセンス契約を結べばロイヤリティフリーとなり、規約内で自由に利用可能です。完全無料のサイトでイメージ通りの素材が見つからない場合は、ライセンス契約を検討しても良いでしょう。
無料でAdobe Stock イラストを10点お試しできるため、まずはダウンロードしてみてください。
【写真】Pixta
引用元:Pixta
Pixtaは日本最大級の画像素材サイトで、8,740万点以上のコンテンツが用意されています。Pixtaもロイヤリティフリーの素材サイトなのでライセンス料が必要ですが、ハイクオリティな素材を多数集められることが特徴です。
日本国内向けの素材も多く、テレビCMやYouTube広告で使われるケースも少なくありません。一度素材を購入すれば様々なシーンで使えますから、イメージ通りの素材が見つからない場合の選択肢として覚えておくとよいでしょう。
まとめ
フリー素材を上手に使えばコストを抑え、高品質な素材を簡単に集められます。一からすべての素材を撮影することは現実的ではありませんから、フリー素材も積極的に活用するとよいでしょう。
素材サイトを活用すればフリー素材は集められますが、それらを編集して動画コンテンツを作り上げることは簡単ではありません。ご自身での動画制作が難しいと感じる場合は、無理せずプロの映像制作会社に依頼することがオススメです。
動画マーケでは、分かりやすい料金体系で安心して依頼できる、下記の映像制作会社を推量しています。
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JPCの動画制作
- 中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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