マニュアル動画制作に強い京都のおすすめ映像制作会社5選
スマートフォンやタブレットなど、映像を視聴できるデバイスが広く普及したことから、マニュアルの媒体が紙から動画へと移行しつつあります。マニュアル動画であれば実際の動きを見せることで情報をわかりやすく伝えられるため、視聴者の理解促進に大きな効果を発揮します。
本記事では、マニュアル動画の制作に強い京都の映像制作会社を5社ご紹介。マニュアル動画を制作するメリットや費用相場、依頼時にチェックすべきポイントなどについても詳しく解説しますので、マニュアル動画の制作を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
社内向けマニュアル動画を制作するメリット
マニュアル動画は、業務の手順などを社員に向けて説明するための社内向けマニュアル動画と、商品やサービスの使用方法などを顧客に説明するための顧客向けマニュアル動画の2種類に分けられます。
まずは、社内向けマニュアル動画を制作するメリットについて見ていきましょう。社内向けマニュアルを制作するメリットとしては、次のような点が挙げられます。
- 教育コストの削減
- 教育の質の統一
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
教育コストの削減
対面式トレーニングや紙のマニュアルに頼る教育の場合、思いのほかコストがかさみます。教育担当者(講師や先輩社員など)の人件費はもちろん、場所の確保や教材を印刷するコストまで考慮しなければなりません。
一方、マニュアル動画は一度制作すれば、何度でも利用できます。紙のマニュアルのように印刷するために紙を消費することもなく、研修の度に教育側の時間を奪うこともありません。
また、被教育者が自分の好きな場所・タイミングで動画を視聴できるため、業務の効率化が図れることもポイントです。
教育の質の統一
対面トレーニングはインタラクティブな教育に適している反面、教育担当者によって教育方法にばらつきが生じ、教育の質に差が出るおそれも。とくに、先輩社員が新入社員に業務内容などをレクチャーする場合は、先輩社員によって教える内容が異なることも少なくありません。
しかし、マニュアル動画であれば全員が同じ動画で学ぶことになるため、教育方法や教育の質に差が生じにくくなり、被教育者の仕事の品質も一定に保ちやすくなるでしょう。
顧客向けマニュアル動画を制作するメリット
顧客向けのマニュアルを動画で制作するメリットには、次のようなものがあります。
- カスタマーエクスペリエンスの向上
- 購買意欲の促進
顧客からの評価を高めたいのであれば、ぜひマニュアル動画を活用してみてください。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
カスタマーエクスペリエンスの向上
動画が広く普及した昨今では、文章を読むことに抵抗を感じる方も少なくなく、紙のマニュアルは読まれない可能性も。既存の取扱説明書に、マニュアル動画視聴用の二次元バーコードを併記しておくことをおすすめします。
また、実際の動きを見せられるマニュアル動画は、文章や写真・イラストのみで情報を伝えなければならない紙のマニュアルと比べ、商品の使用方法や組み立て方法、サービスの利用方法などを顧客にわかりやすく伝えられます。
商品やサービスをスムーズに使用できるためのサポートを行い、顧客の疑問をすぐに解決できるようにすることで、カスタマーエクスペリエンスの向上も期待できます。
カスタマーエクスペリエンス(CX)
カスタマーエクスペリエンス(Customer Experience 略してCX)とは、製品やサービスを利用する顧客の体験・経験のすべてを指す言葉。機能的価値だけでなく、顧客の感情的価値・心理的価値にも注目したマーケティング用語で、差別化要因の一つにもなる。
さらに、顧客が疑問を自己解決できるようになれば、使用方法などについての問い合わせが減るため、サポートコストの削減にもつながるでしょう。
購買意欲の促進
マニュアル動画をホームページや販売ページに公開しておくことで、顧客の購買意欲を促進させる効果もあります。
とくに、物理的な商品の場合は使い方がわからなければ、購入に至らないケースも少なくありません。商品の具体的な使い方の説明があることで、購入後の使用感がイメージしやすくなり、購買意欲の向上につながりやすくなるのです。
また、マニュアル動画の中に、商品使用時の潜在的な成果や楽しさなどのベネフィットを伝えられる要素を入れておくと、マニュアル動画をプロモーションにも転用できます。単純な手順説明の動画にするのではなく、「このような簡単な操作だけで、これだけのことができます」のようなプロモーション的な要素も入れる構成が定石です。
マニュアル動画の制作費用相場
マニュアル動画の制作費用の相場は、動画一本あたりの長さや制作本数によって変動します。たとえば、単純なテロップが入っただけの短い動画を数本作るだけであれば、10万円〜30万円が相場でしょう。
ただし、わかりやすいマニュアル動画を作るためには、モーショングラフィックスやアニメーションなどの活用が必要不可欠です。
モーショングラフィックスとは
グラフィックス(文字やイラストなど)をアニメーションのように動かす技術のこと。操作手順の全体像などを表現するときにも便利。
モーショングラフィックスを使えば抽象的な概念(情報データの流れ・システムの仕組みなど)や複雑な手順(製品の組み立て・使用方法など)も視覚的に表現できるため、直感的に理解しやすいマニュアル動画を制作できます。
視聴者の理解促進に役立つクオリティのマニュアル動画を制作するためには、動画の構成を考える企画段階から映像制作会社に依頼し、モーショングラフィックスやアニメーションなどの技術を効果的に活用してもらいましょう。
この場合の費用相場は50万円〜70万円程度となりますが、一度制作すると繰り返し使用できるマニュアル動画は、ハイクオリティで誰が見てもわかりやすいものにすることをおすすめします。
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マニュアル動画制作を依頼する際にチェックすべき5つのポイント
無料の編集ソフトを使えば、自社でマニュアル動画を作ることも不可能ではありません。しかし、社内でマニュアル動画を制作すると主観的なマニュアルになりやすく、第三者から見るとわかりにくくなってしまうことも。
さらに、モーショングラフィックスやアニメーションを駆使した動画制作は難しく、視聴者の理解促進を促す動画を制作するためには、社内の担当者が本業以外に多くの時間を費やさなければなりません。
第三者の目線を取り入れた構成で、ハイクオリティなマニュアル動画を制作するためには、映像制作会社に依頼することをおすすめします。映像制作会社を選定する際は、次の5つのポイントを意識するとよいでしょう。
- マニュアル動画の制作実績
- まとめ撮りへの対応
- 料金体系
- 対応可能な編集技術
- ナレーターの手配
それぞれのチェックポイントについて詳しく解説していきます。
1.マニュアル動画の制作実績
わかりやすいマニュアル動画を制作するためには、動画の構成や撮影のアングルにこだわり、モーショングラフィックスなどの編集技術を効果的に活用する必要があります。
マニュアル動画の制作実績が豊富な映像制作会社であれば、視聴者がわかりやすいマニュアル動画を制作するためのナレッジが蓄積されているため、理解促進に役立つマニュアル動画を制作してくれるでしょう。
マニュアル動画の制作実績は、映像制作会社のホームページに掲載されていることがほとんどです。自分が被教育者である社員、もしくは顧客になったつもりで、掲載されているマニュアル動画を視聴してみてください。内容をスムーズに理解できるマニュアル動画であれば、マニュアル動画制作の実力があると判断できます。
2.まとめ撮りへの対応
社内向けのマニュアル動画の場合はとくに、一本だけでなく単元ごとに複数本制作が必要になることも多いのではないでしょうか。複数本制作すると、スタジオの賃料やスタッフの人件費がその都度必要になるため、費用が高額になりやすいです。
しかし、「まとめ撮り」に対応している映像制作会社であれば、動画一本あたりの制作コストを最小限に抑えることが可能に。撮影を一日で収めることで、スタジオの賃料やスタッフの人件費を削減できます。
また、「映像」と「音」を同時に収録できる「同録スタジオ」で撮影を行うことで、ナレーションの後付けが不要になるため、効率的に撮影・編集を進められます。撮影時間を短くできる「同録スタジオ」を自社で保有している映像制作会社であれば、マニュアル動画の制作にかかるトータルの費用を抑えやすいことは覚えておきましょう。
3.料金体系
映像制作会社のホームページに記載されている価格を参考にする際は、価格だけでなく、対応範囲や使用可能な編集技術まで確認することが重要です。
記載されている料金が安い場合は、必要最低限の作業しか含まれておらず、モーショングラフィックスやアニメーションがオプション扱いとなることも。こういった場合、オプションを追加していくと思わぬ値段になることも少なくありません。映像制作会社の料金を比較する際は、料金だけでなく対応範囲も必ず確認するようにしてください。
また、映像制作会社によっては、複数撮りに対応した「まとめ撮り価格」を用意していることもあります。たとえば、「撮影1回30万円・複数本編集なら5万円/1本」のようなプランであれば、マニュアル動画5本でトータル55万円(1本あたり11万円)となります。複数本の動画制作を検討しているなら、まとめ撮り価格も確認してみてください。
4.対応可能な編集技術
先述したモーショングラフィックスやアニメーション以外にも、映像制作に活用される編集技術は数多くあります。マニュアル動画の場合、クロマキー合成や3DCGのような編集技術を使用することで、視聴者の理解促進に役立つこともあるでしょう。
たとえばグリーンバックスタジオで撮影を行い、クロマキー合成を活用して背景に資料などを映すと、セミナー風のマニュアル動画に。また、写真などで映すのが難しい場所の説明などには3DCGが役立ちます。
マニュアル動画でイメージしている表現を実現するための編集技術に対応しているかどうかは、依頼前に必ず確認しておきましょう。
5.ナレーターの手配
マニュアル動画にナレーションを挿入することで、視聴者の理解をより促進させられます。音声があれば、テロップの文字を読んだり画面を注視していなくても動画の内容を理解できるため、機械の操作など、実際にマニュアルを聞きながら操作して覚えるような場面ではとくに効果を発揮するでしょう。
しかし、自社でナレーターをキャスティングするとなると、動画のイメージにあったナレーターを一から探し、品質チェックや指示出しなどもすべて行わなければなりません。ナレーターのキャスティングまで一任して任せられる映像制作会社であれば、イメージどおりのナレーターをスムーズに手配してくれるためおすすめです。
マニュアル動画制作に強い京都のおすすめ映像制作会社5選
お話したポイントをふまえたうえで、マニュアル動画制作の依頼におすすめの京都の映像制作会社を5社ご紹介します。
映像制作会社 | 特徴 |
---|---|
株式会社ジェー・ピー・シー | 複数撮りでも効率よく撮影・編集可能 まとめ撮りでコストを抑えられる ナレーターのキャスティングにも対応 |
株式会社 虹映社 | 作業マニュアルや取扱説明書の制作が得意 DVDへのパッケージングも可能 |
ウィンドミル | 営業・セールスマニュアルなどの実績あり 映像素材を持ち込む安価なプランも用意 |
株式会社グラフィック | 医療機器向けのマニュアル動画実績が多い |
ダイヤモンドプロ | 教育マニュアル動画・デモンストレーション動画が得意 |
それぞれの特徴や強みについて詳しく見ていきましょう。
1.株式会社ジェー・ピー・シー
京都府京都市に拠点を置く株式会社ジェー・ピー・シーは、マニュアル動画の制作実績が豊富にあり、モーショングラフィックスやアニメーション、3DCG、クロマキー合成などの幅広い編集技術に対応しています。
また、グリーンバックや同録スタジオを完備した自社スタジオを保有しており、まとめ撮りも効率よく行えるほか、まとめ撮り価格にも対応。マニュアル動画5本の制作を依頼するのであれば、「撮影20万円・編集4万円/1本・トータル40万円(1本あたり8万円)」がモデルケースとなっています。
ナレーターやモデルのキャスティングも依頼できるため、マニュアル動画の制作に必要な作業はすべて一貫して任せることができます。初めてマニュアル動画を制作する場合も安心して依頼できるでしょう。
会社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
住所 | 〒600-8062 京都府京都市下京区恵美須屋町193 |
電話番号 | 075-365-0571 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティング・ BGM・効果音・モーショングラフィックス・3DCG・ VFX・アニメーション・ロケ撮影・ドローン撮影 など |
2.株式会社 虹映社
出典:株式会社 虹映社
虹映社は「ものの使い方」「動かし方」などを紹介するマニュアル動画の制作を得意としており、とくに作業マニュアルや取扱説明書としての映像コンテンツの制作実績が豊富です。
撮影機材・編集機材・録音ブースは自社で完備しており、まとめ撮りにも対応。社内用のマニュアル動画であれば、DVDなどにパッケージングしてもらうことも可能です。
会社名 | 株式会社 虹映社 |
住所 | 〒602-8155 京都府京都市上京区主税町1101番地 |
電話番号 | 075-813-7077 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集 など |
3.ウィンドミル
出典:ウィンドミル
ウィンドミルは企業向けのマニュアル動画制作を得意とする映像制作会社で、営業・セールスマニュアルや新入社員・アルバイト用のマニュアル動画など多岐にわたる制作実績があります。
映像素材を持ち込んで動画編集だけを依頼するプランであれば、低価格から対応してもらえることも特徴です。簡易的な社内向けマニュアルを安価に作ってもらいたい場合などは、選択肢にしてみてください。
会社名 | 株式会社ウィンドミル |
住所 | 〒604-8106 京都府京都市中京区丸木材木町671 エクレーヌ御池705 |
電話番号 | ホームページに記載なし |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集 など |
4.株式会社グラフィック
出典:株式会社グラフィック
株式会社グラフィックは法人向けの動画制作を得意とする映像制作会社で、とくに医療機器の取り扱い動画などの制作実績が豊富です。操作マニュアルであれば20万円〜のプランが用意されているため、比較的安価に依頼できます。
BtoB向けのマニュアル動画、医療用マニュアル動画の制作を検討している方は、一度相談してみてください。
会社名 | 株式会社グラフィック |
住所 | 〒615-0021 京都府京都市右京区西院三蔵町47-3 |
電話番号 | 080-4603-6632 |
動画制作の対応範囲 | 企画・シナリオライティング・撮影・ 編集・ナレーション・ドローン撮影 など |
5.ダイヤモンドプロ
出典:ダイヤモンドプロ
ダイヤモンドプロは社内向けの教育マニュアル動画の制作(デモンストレーション動画)を得意とする映像制作会社です。ヒアリングやリサーチに注力しているため、手順を説明するマニュアルとの相性がいいでしょう。
複数本の動画制作を依頼するなら、1本10万円~から依頼できるシンプルプランがおすすめです。
会社名 | 株式会社ダイヤモンドプロ |
住所 | 〒602-8057 京都府京都市上京区下長者町通堀川東入紹巴町19-6 |
電話番号 | 075-441-4848 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティング・ BGM・効果音・モーショングラフィックス・ 3DCG・アニメーション など |
まとめ
マニュアル動画を制作することで、教育コストの削減や教育の品質統一などの効果が期待できるだけでなく、カスタマーエクスペリエンスの向上にも効果を発揮します。
マニュアル動画は複数本制作することも多いため、まとめ撮り対応している映像制作会社に依頼することをおすすめします。
動画マーケでは、マニュアル動画の制作実績が豊富で、まとめ撮りにも対応している下記の映像制作会社を推奨しています。モーショングラフィックスなどを活用した、わかりやすいマニュアル動画を制作してくれるでしょう。
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
企画・撮影・編集まですべてお任せ
JPCの動画制作
- 中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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