
プロモーション動画制作に強い大阪のおすすめ映像制作会社5選
どんなに優れた商品やサービスでも、言葉だけで魅力を伝えるのには限界があります。形のないサービスの内容を説明したり、商品の特性を効果的に訴求したりするためには、動画の活用が効果的です。
通信環境が整備され、動画共有サービスが普及した昨今においては、商品やサービスのプロモーションに動画を活用する企業が増加しており、今や動画は、企業のプロモーション活動に欠かすことのできない存在となりました。
本記事では、プロモーション動画に強い大阪の映像制作会社を5社紹介します。映像制作会社の選び方やプロモーション動画の制作で失敗しないためのポイント、費用相場についても詳しく解説しますので、プロモーション動画の制作を検討されている方はぜひ参考にしてください。
目次
プロモーション動画の制作に強い映像制作会社の選び方
プロモーション動画の制作に強い映像制作会社を見つけるためには、次の4つの観点が重要です。
- マーケティングの知識・ノウハウがあるか
- プロモーション動画の制作実績
- 編集技術が優れているか
- 自社スタジオの有無
- プロモーション・広告運用への対応が可能か
それぞれの選び方について、具体例を交えて解説します。
マーケティングの知識・ノウハウがあるか

プロモーション動画は宣伝や商談で使うことになる訳ですから、マーケティング活動の一環ともいえます。そのため、企業が求める成果を得られる動画を制作するためには、単にかっこいい動画やおしゃれな動画ではなく、映像制作会社側のマーケティングの知識・ノウハウが必要不可欠になります。
物流会社のプロモーション動画を例に考えてみましょう。物流会社のプロモーション動画というと、トラックや倉庫など施設のアピールをすれば問題ないと考えるかもしれません。しかし、マーケティング的な視点で考えると、次のような要素が見えてきます。
動画ターゲット | ターゲットの課題 | 知りたい情報 |
---|---|---|
製造企業 | 部品の保管環境・品質管理 在庫数管理が難しい 製造ライン投入のタイミングが難しい | 在庫管理の正確性JITへの貢献 |
この物流会社のプロモーション動画の例の場合、トラックや倉庫など施設のスペックをただ紹介するのではなく、ターゲットである製造企業の課題に対する貢献を紹介することが求められます。
たとえば、「倉庫の広さ」ではなく「倉庫の温度湿度管理」を紹介したり、「トラックの保有台数・トン数」ではなく「搬出から製造ライン投入までのリードタイム」について説明したりする方が、ターゲットに刺さる動画になるでしょう。
プロモーション動画においてはマーケティングの知識が特に重要になるため、上記のようなアドバイスをしてくれる映像制作会社に依頼することをおすすめします。
プロモーション動画の制作実績
制作実績を見ることで、映像制作会社の技量を図ることができます。
自分が顧客になったつもりで、公開されている制作実績動画を見てみてください。もしわかりやすい動画・知りたい情報が伝わる動画が多ければ、その映像制作会社はプロモーション動画制作の実力があると判断できます。
一方で、どんなに編集技術に優れていたとしても、伝えたい内容・メッセージが伝わらない動画であれば、プロモーション動画として優れているとはいえません。制作実績を確認する際は、動画の目的を達成できているかどうかに注目するとよいでしょう。
編集技術が優れているか

成果の得られるプロモーション動画を制作するためには、マーケティング的な実力とあわせて、映像編集技術も同じくらい大切な要素となります。3DCGやVFX、アニメーションなど、対応できる編集技術の種類が多ければ多いほど、表現の幅が広がります。
特に、次のような編集技術は映像制作会社によって対応の可否が異なるため、あらかじめホームページなどで確認しておきましょう。
- クロマキー合成
- VFX
- モーショングラフィックス
- アニメーション
- 3DCG
たとえば、モーショングラフィックスやアニメーションに対応している映像制作会社であれば、物流業や製造業、サービス業などの外部の人間からはわかりにくいビジネスの流れもわかりやすく伝えられます。
先ほどの物流会社のプロモーション動画の例で考えると、倉庫への部品搬入から検品・保管・発注・製造ライン投入までの流れなどは、アニメーションで紹介した方がイメージしやすいでしょう。
クロマキー合成、VFX、モーショングラフィックスとは
クロマキー合成:画像・映像の一部を抜き出す技術の一つ。
VFX:実写映像とデジタル生成映像を合成すること。
モーショングラフィックス:ロゴや文字などのグラフィックに動きをつけること。
自社スタジオの有無
スタジオを保有している映像制作会社であれば、撮影から編集までを一貫して任せられるため、映像制作の過程でイメージにズレが生じるリスクがありません。
しかし、スタジオの設備にも大きな差があるため、どのようなスタジオでもいいというわけではありません。次の設備が備わっているスタジオを選ぶのが望ましいでしょう。
- グリーンバック:背景合成に必要
- 白ホリゾント:商品撮影に最適
- 防音・吸音設備:同録対応が可能
これらの設備が備わっているスタジオであれば、幅広い表現が可能となるため、クオリティの高い映像を制作できるでしょう。
プロモーション・広告運用への対応が可能か

プロモーション動画は制作して終わりではなく、その後の運用まで考えなければなりません。そのため、幅広い媒体での広告運用まで一貫して任せられるかどうかも、映像制作会社選びの重要なポイントになります。
また、広告代理店としての一面もある映像制作会社であれば、目的に応じてどういった媒体が適しているのか、どのような媒体であれば効果を発揮しやすいのかまでアドバイスしてもらえるでしょう。
プロモーション動画制作で失敗しないためのポイント6つ
プロモーション動画を制作する際は、映像制作会社選び以外にも下記6つのポイントが重要になります。
- ターゲットを明確にする
- 動画制作の目的も明確にする
- 放映する媒体を意識する
- 上限予算を決めておく
- 社内に撮影協力を依頼しておく
- プロモーション動画内で伝える情報を精査する
プロモーション動画の制作で失敗しないために、企画・撮影を始める前にこれらのポイントについて知っておきましょう。
1.ターゲットを明確にする
まずはプロモーション動画のターゲットを明確にしなければなりません。先ほど物流会社のプロモーション動画例を紹介しましたが、一口に物流会社のターゲットといっても、次のようなさまざまなパターンが考えられます。
ターゲット | 製造企業向け | 食品企業向け | EC事業者向け | 一般消費者向け |
---|---|---|---|---|
求める情報 | 在庫管理 ライン投入までのリードタイム(JIT) | 温度・湿度管理 冷凍対応 | ECモールとの連携 当日出荷できる注文時間 | 営業時間 配送価格 支払い方法 |
このようにターゲットが違えばそれぞれ求めている情報が異なりますから、動画に含めるべき要素(プロモーションすべき要素)も異なります。
成果の出るプロモーション動画を制作するためにはターゲットへの理解を深め、そのターゲットに刺さる内容とは何か、動画にどういった情報を盛り込むべきなのかまで考慮して企画・構成を立案しなければなりません。プロモーション動画の根幹に関わる部分ですから、ターゲットへの解像度はできるだけ高めておきましょう。
2.動画制作の目的を明確にする

ターゲットと同じく、動画制作の目的も最初に決めておかなければなりません。認知拡大や販売促進、ブランディングなど、目的が異なれば作るべき動画も異なります。
たとえば認知拡大であれば、社名やサービス名を訴求することが重要です。販売促進であれば、ベネフィットの訴求が必要になるでしょう。ブランディングであればコーポレートアイデンティティーを紹介してもいいかもしれません。
もちろん社名、ベネフィット、コーポレートアイデンティティーはすべて重要ですが、どの要素を伝えるかといった優先順位は決めなければなりません。動画制作の軸をブレさせないために、目的ははっきりさせておきましょう。
3.放映する媒体を意識する

プロモーション動画の場合、どの媒体で放映するのかによっても成果に大きな差が生じます。プロモーション動画を放映する媒体としては、次のような例が挙げられます。
- 展示会・イベント
- 商談
- テレビCM
- TVer広告・ABEMA広告
- YouTube(広告・コンテンツ)
- その他SNS
プロモーション動画を制作する際は、テレビCMなのかYouTube広告なのか、YouTubeで純粋なコンテンツとして流すのかなど、それぞれの媒体の違いを意識しなければなりません。
たとえば、スキップ可能なYouTube広告であればスキップできる媒体であることを考慮して、最初の5秒間を工夫しなければなりません。TVer広告はスキップできない広告として配信されるため、ストーリー性を持たせたプロモーション動画でもいいでしょう。展示会やイベント、商談時に使うプロモーション動画であれば、スタッフが同時に説明することを前提とした動画にすることも可能です。
このように、プロモーション動画を流す媒体や活用シーンによって意識するポイントは変わりますから、あらかじめそれぞれの媒体の特徴を理解しておくとよいでしょう。
4.上限予算を決めておく
動画制作にはドローン撮影や3DCG、VFXなど、高度な技術が必要な撮影・編集要素も少なくありません。さまざまな技術を駆使してハイクオリティな動画を作ることも可能ですが、企業活動の一環である以上は費用対効果を考えなければなりません。
プロモーション動画を制作する目的を鑑み、あらかじめ予算の上限を決めておきましょう。たとえば営業目的の動画を作る場合、利益50万円の商材を20件販売できるのであれば利益は1,000万円になりますから、広告宣伝費の一部として動画予算として100万円は確保してもいいかもしれません。この予算はあくまでも例なので、それぞれの企業で計算してみてください。
動画制作における費用の抑え方は、映像制作の発注コストの抑え方:予算内に発注コストを抑えるマル秘ワザで詳しく解説しています。
5.社内に撮影協力を依頼しておく
プロモーション動画の内容をよりいいものにするため、あらかじめ社内各所に撮影協力を依頼しておきましょう。特に現場での撮影を伴う場合は業務と並行することになりますから、該当部署からの了承も必要です。
たとえば先述した物流会社の例で考えると、倉庫で撮影する際にフォークリフトやコンテナの操作を依頼することになるでしょう。また、トラックは特定の時間しか社屋に戻ってこない可能性が高いですから、事前に撮影時間を調整しておけなければなりません。
プロモーション動画の撮影には全社的な協力が不可欠ですから、社内に情報共有をしておきましょう。
6.プロモーション動画内で伝える情報を精査する

プロモーション動画で伝えたい内容は数多くあるかもしれませんが、動画内で伝える情報は精査しましょう。
プロモーション動画は限られた時間で見るコンテンツなので、情報が多すぎると何も伝わらない可能性もあります。ターゲットにもっとも伝えたいメッセージ1つに絞り、そのメッセージに沿った動画にすることがおすすめです。
プロモーション動画制作に必要な予算はどのくらい?
大阪で映像制作会社に依頼して動画を制作する場合、安ければ20万円以下〜30万円、通常の相場では50万円〜70万円程度のプランが多いです。
安ければ安い方がいいと考える方も多いかもしれませんが、あまりに安すぎるプランは企画・構成・撮影などに対応していなかったり、アニメーション・ナレーションなどの編集に制限があったりする場合も少なくありません。
企業がビジネスシーンで活用する動画であることを考えると、プロモーション動画の制作には70万円〜100万円程度の予算を確保しておきましょう。
プロモーション動画の制作に強い大阪のおすすめ映像制作会社5選
ここまで紹介したプロモーション動画制作のポイントをふまえて、大阪でおすすめの映像制作会社を5社紹介します。
動画・映像制作会社 | 特徴 |
---|---|
株式会社ジェー・ピー・シー | マーケティングの知見が豊富 企画・撮影・編集・プロモーションまで一貫対応 ドローン撮影やロケ撮影に対応 VFXや3DCGに対応 |
株式会社CapWorks | 撮影や編集だけでなく企画にも対応 編集のみの発注も可能 |
株式会社シードアシスト | マーケティング・ブランディング戦略に基づいた動画制作 アニメーションを使ったプロモーション動画も製作可能 |
246Byun | BtoB企業の動画制作が得意レスポンスが早い |
株式会社ファーストストーン | 年間2000件の実績がある映像制作会社 |
それぞれの映像制作会社の強み・特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.株式会社ジェー・ピー・シー

株式会社ジェー・ピー・シーは京阪神を営業エリアに置き、大阪でのプロモーション動画の制作実績が非常に豊富な映像制作会社です。映像編集技術が優れており、VFXや3DCGなどさまざまな技術を駆使した動画制作を依頼できます。
また、自社にグリーンバックや白ホリゾントを完備したスタジオを保有しているだけでなく、ドローン撮影やロケ撮影など、さまざまな撮影に対応してくれます。ロケ撮影は京阪神エリアに限らず全国対応のため、複数拠点での撮影が必要な場合も重宝するでしょう。
ナレーションやモデルの手配にも対応しているため、撮影内容に適したキャスティングを任せられます。
さらに、テレビCMをはじめとしたプロモーション用動画の実績が多く、マーケティングに対する知見も豊富なことが強みです。幅広い媒体での広告出稿が可能ですから、プロモーション動画の目的に適した媒体のアドバイスも受けられるでしょう。マーケティング的な目線からアドバイスしてもらいたい方は、ぜひ一度相談してみてください。
会社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
住所 | 〒600-8062 京都府京都市下京区恵美須屋町193 |
営業エリア | 大阪・京都・神戸 関西全域 |
電話番号 | 075-365-0571 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティング BGM・効果音・モーショングラフィックス・アニメーション CMソング制作などCM出稿・Web広告・SNS広告にも対応 |
概算費用 | ベーシック:350,000円~ スタンダード:500,000円~ プレミアム:700,000円~ |
2.株式会社CapWorks

出典:株式会社CapWorks
株式会社CapWorksは効果に直結する動画制作を謳っている、大阪の映像制作会社です。プロモーション動画の制作実績も多く、撮影や編集だけでなく企画にも対応してもらえます。
プロモーション動画としてのクオリティを考えると、「スタンダード & 企画・提案 & アニメーション」プランを選んだ方がいいでしょう。もし費用を抑えたい場合は、編集のみの発注も可能です。
会社名 | 株式会社CapWorks |
住所 | 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島3-9−13 NLC新大阪8号館401号 |
電話番号 | 06-6606-9889 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・モーショングラフィックス |
概算費用 | スタンダード映像制作:200,000円〜 スタンダード & 企画・提案:250,000円〜 スタンダード & 企画・提案 & アニメーション:400,000円〜 |
3.株式会社シードアシスト

出典:株式会社シードアシスト
株式会社シードアシストはBtoB・BtoCを問わず、マーケティング・ブランディング戦略に基づいた動画を制作しています。プロモーション動画も得意としており、アニメーションやナレーションを使った分かりやすい紹介動画の制作も可能です。
守秘義務があるような業種の場合には、アニメーションを使ったプロモーション動画を制作しています。(アニメーションありのプランは最上位の「ファーストクラス」のみです)
会社名 | 株式会社シードアシスト |
住所 | 〒530-0044 大阪府大阪市北区東天満2丁目8番1号 若杉センタービル別館 |
電話番号 | 06-6354-7077 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・アニメーション ナレーション・キャスティング・3DCGなど |
概算費用 | エコノミークラス:160,000円~ ビジネスクラス:340,000円~ ファーストクラス:740,000円~ |
4.246Byun

出典:246Byun
246ByunはBtoB企業の動画制作を得意としており、プロモーション動画の実績も多い映像制作会社です。業務連絡のレスポンス速度にこだわっており、初回問い合わせ後の24時間以内返信をアピールしています。
比較的安価なプランも用意されているので、制作費用を抑えたい場合は選択肢になるでしょう。20万円〜50万円ほどの案件が多い映像制作会社です。
会社名 | 株式会社ワイドウィンドウズ |
住所 | 〒530-0028 大阪府大阪市北区万歳町4-12 浪速ビル西館9F |
電話番号 | 06-6313-0246 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション キャスティング・BGM |
概算費用 | ライトプラン:200,000円~300,000円 ベーシックプラン:300,000~500,000円 プレミアムプラン:1,000,000円~ |
5.株式会社ファーストストーン

株式会社ファーストストーンは年間2000件の実績がある映像制作会社です。プロモーションにする商品やサービスについて入念にヒアリングし、分かりやすいプロモーション動画を制作することを心がけています。
採用プロモーション動画は700本、学校プロモーション動画の実績も700本あるので、他社の事例を知りたい方も一度問い合わせてみてください。
会社名 | 株式会社ファーストストーン |
住所 | 〒541-0057 大阪府大阪市中央区北久宝寺町1-9-6 ネオフィス堺筋本町301号 |
電話番号 | 06-6210-3939 |
対応範囲 | 企画・撮影・編集・グラフィック制作・BGMなど |
概算費用 | 商品紹介動画(長さ5分):310,000円~ 商品紹介動画(長さ10分):435,000円~ |
まとめ
プロモーション動画はマーケティング活動の一環ですから、依頼する映像制作会社とターゲットや目的に対する認識を擦り合わせておくことが重要です。そのため、成果を得られるプロモーション動画を制作するためには、撮影・編集技術が優れているだけでなく、マーケティングの知見が豊富な映像制作会社を選ぶことをおすすめします。
動画マーケでは、ロケ撮影やドローン撮影にも対応しており、優れた映像編集技術を持つ下記映像制作会社を推奨しています。広告代理店としてテレビCM出稿に携わるほどマーケティングにも精通しているので、ぜひ一度相談してみてください。
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中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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